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多気町「五桂池ふるさと村」に「マルシェグランマ」開店 三重の産品600種一堂に

多気町「五桂池ふるさと村」に「マルシェグランマ」開店 三重の産品600種一堂に

多気町「五桂池ふるさと村」に「マルシェグランマ」開店 三重の産品600種一堂に

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 「五桂池(ごかつらいけ)ふるさと村」(多気郡多気町、TEL 0598-39-3860)内の産直市場「おばあちゃんの店」が10月25日、「マルシェグランマ」と名前を変え、三重県商工会連合会(津市栄町)のアンテナショップとしての位置づけを加わえグランドオープンした。

【その他の画像】「マルシェグランマ」グランドオープン

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 「五桂池ふるさと村」は、江戸時代に作られた三重県最大のため池「五桂池」を中心に、イチゴやブルーベリー、ミカン、キノコなど四季ごとの農産物を収穫体験できる施設や花と動物ふれあい広場、バーベキューエリア、宿泊施設などがある複合観光施設。テレビドラマ「高校生レストラン」(日本テレビ系)のモデルとなった三重県立相可高校(同)食物調理クラブの生徒たちが運営する高校生レストラン「まごの店」も園内にある。「まごの店」の名前の由来は、おばあちゃんの孫世代に当たる高校生が運営するので、1999(平成11)年開業の「おばあちゃんの店」から「まごの店」となった。

 多気町が施設を作り、1984(昭和59)年に開園した「五桂池ふるさと村」。地元五桂区が長年運営し人気を集めていたが近年、施設の老朽化や近隣に競合施設がオープンしたことなどを理由に来園者が減少し赤字が続いていた。昨年、五桂区が運営を断念し、同町が「五桂池ふるさと村」の指定管理者を募集したところ、一般社団法人「医食同源みえ」(津市大門)が手を挙げた。

 「マルシェグランマ」の店内には、地元生産者約300人が育てた野菜や果物などが並ぶほか、同連合会が窓口となり県内の事業者に呼び掛け、約130事業者から集めた約600種(日本酒=20銘柄以上、干物=約36種類、茶=50種類以上など)の商品を並べた。全国商工会連合会が募集した「共同・協業販路開拓支援事業(マーケティング拠点型)」の補助金の採択も受けた。

 同連合会会長の坂下啓登(ひろとみ)さんは「県内23の商工会会員=事業者の販路拡大とテストマーケティングを兼ね、同連合会のアンテナショップとしてオープンすることができた。来年には近くにリゾート施設『VISON(ヴィソン)』が開業する。三重県商工会連合会設立60周年記念事業として、全県上げて盛り上げていきたい」と話す。

 同法人代表理事で同町商工会会長など務め同町在住の松浦信男さんは「2階には(障がいを持つ人たちが雇用契約を結んで就労訓練を受ける)就労継続支援A型施設事業所の伊勢の『クロフネファーム』(伊勢市小木町)が土曜日曜祝日限定でカフェをオープンする。今後、障がいを持つ人たちが楽しく働ける環境づくりに力を入れていきたい」と意欲をみせる。

 この日同施設2階では、大紀町地域活性化協議会(度会郡大紀町)のメンバーによる「大紀リヤカーマルシェ」が開かれ、大紀町の特産品などを販売、大紀町の商品1,000円以上購入した人に元東京大寿司(津市)の松田春喜さんと相可高校食物調理科の高校生による松阪牛とマダイの握りすし250セット振る舞われた。野外ステージでは地元バンドによるコンサートも開かれ賑わっていた。

 「マルシェグランマ」の営業時間は、9時~17時、第2火曜定休(1月1日~3日休業)。

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