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三浦春馬さん主演映画「天外者」の田中光敏監督が志摩市で講演 ここだけの話も

三浦春馬さん主演映画「天外者」の田中光敏監督が志摩市で講演 (撮影=岩咲滋雨)

三浦春馬さん主演映画「天外者」の田中光敏監督が志摩市で講演 (撮影=岩咲滋雨)

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 12月11日全国公開された映画「天外者(てんがらもん)」を撮った田中光敏監督の講演会が12月17日、阿児アリーナ(志摩市阿児町)で行われた。主催は志摩市商工会(同)。

【その他の画像】三浦春馬さんと共にステージに立つ田中光敏監督

 田中監督は、北海道浦河町出身、クリエイターズユニオン(大阪府大阪市)代表、大阪芸術大学映像学科教授。企業CMなどの映像製作を手掛け、劇場映画「化粧師kewaishi」(2002年)、「精霊流し」(2003年)、「火天の城」(2009年)、「利休にたずねよ」(2013年)、「サクラサク」(2014年)、「海難1890」(2015年)の6作品と、現在、全国約230館で上映中の「天外者」の計7作品の監督を務める。

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 「天外者」は、薩摩藩士から明治政府の役人を経て実業家となり、東の渋沢栄一、西の五代友厚とも評される功績を挙げながらも、長らく歴史に埋もれていた五代友厚を主人公に展開する青春群像劇。五代友厚を三浦春馬さん、坂本龍馬を三浦翔平さん、後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎を西川貴教さん、初代内閣総理大臣となる伊藤博文の若かりし頃を森永悠希さん、五代の恋人・遊女はるを森川葵さん、五代の妻・豊子を蓮佛美沙子さんがそれぞれ演じている。

 現在田中監督は、伊勢市出身の脚本家・児島秀樹さんとタッグを組み、伊勢志摩から日本を元気にしようと活動する6人の地元プロデューサーと共に、2022年の公開を目指し、伊勢志摩を舞台にした社会派コメディー映画「法定相続人(仮)」の製作準備を進めている。

 「映画に学ぶ」と題したこの日の講演会で田中監督は「映画は生き物でたくさんの人たちの力を借り応援していただいて出来上がっている。多くの人たちに見ていただくことで、どういう風に世の中で受け止められるかを思いながら製作する。映画『天外者』を世に送り出している真っ只中。三浦春馬くんと一緒にテーマとして考えたのは、今はとかく、『今だけ、金だけ、自分だけ』と思っている人が世界や日本にも多くなっている。春馬くんにはその真逆の人を演じてほしいと伝えた。今だけでなくちょっと先の未来のこと、お金だけでなくお金以外の価値観を持つこと、自分だけでなく周りの人たち、利他の心を持って接することができるか。そういう思いを持った若者が幕末にいて、日本を変えようとして、日本を変えたんだ。今まさしく混とんとした時代に、今の日本にそういう人が現れてくれないだろうかという思いを込めた」と説明。講演会では、三浦春馬さんやほかの共演者、スタッフらと共に写した全員笑顔の写真も特別に披露した。

 講演では、和歌山県とトルコ共和国が舞台となった「海難1890」について「『海難1890』は大学の同級生だったの田嶋勝正串本町長から1枚の手紙をもらったことがきっかけとなった。多くの人に賛同していただき10年掛かったが、トルコ政府が動き日本政府を動かし、国家プロジェクトにまで発展してできた作品」と話す。

 「人との出会いが未来を切り開いてくれる」「全てを想定して準備を整えれば、大抵のことは成功する。良い結果は準備次第」「本気なら言葉に出して言おう。言葉を大切にしよう」「一歩を踏み出さなければ何も始まらない。理屈抜きにまず動いてみる」と映画製作から学んだメッセージを当時を振り返りながら会場の参加者に語り掛けた。 

 映画「法定相続人(仮)製作委員会」の橋爪吉生委員長は「現在田中監督と共に、この伊勢志摩の地を舞台にした映画『法定相続人(仮)』を作ろうとしている。今日の講演会は、田中監督の人となり、映画を作ることの意義を市民の皆さんに知ってもらうことが大切だと思い企画していただいた。田中監督と共に、『法定相続人(仮)』の映画製作にも多くの人に関わっていただきたい。まずはどんな形でもいいのでサポーター登録していただければ」と呼び掛ける。

 橋爪委員長は「映画は製作過程も大切だが、完成した後にどれだけ多くの人に見てもらうかが一番大切。三浦春馬さんらと共に田中監督が思いを込めて作った現在上映中の映画『天外者』をまずは、伊勢志摩の皆さんに今すぐにでも観に行ってもらいたい。それが田中監督を知ってもらうことにもなるし、田中監督を応援する一番の方法にもなると思う。一番近い映画館は『イオンモール明和』(多気郡明和町)の『109シネマズ』」とも。

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