伊勢市出身の4輪レーサー・三宅淳詞(あつし)選手(MAX RACING)が5月15日、オートポリス(大分県日田市、1周4.674キロ)で行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦でジュリアーノ・アレジ選手(TOM’S)を0.385秒差で退け、2勝目を飾った。
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今シーズンの三宅選手は、昨年から参戦するスーパーGT(GT300クラス)とスーパー耐久シリーズのレースに加え、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に挑戦。現在、F1日本人ドライバーとして活躍する角田裕毅(つのだゆうき)選手とは、JAF全日本カート選手権で2015(平成27)年にFS-125クラスで、2016(平成28)年にKFクラスで対戦経験を持つ。
スーパーフォーミュラ・ライツは、昨年から始まったカテゴリーで国内トップカテゴリーへのステップアップカテゴリーとして、日本ではF3クラスに準じる大会。
これまでの三宅選手の成績は、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)での第1戦=6位(4月3日)、第2戦=5位、第3戦=1位(4月4日)、ホームコースとなる鈴鹿サーキット(鈴鹿市)では、第4戦=4位(4月24日)、第5戦=6位、第6戦=4位(4月25日)と残念ながら表彰台を飾ることができなかった。オートポリスでの第7戦=1位(5月15日)、第8戦=6位、第9戦=中止(5月16日)。現在のドライバーズランキングは、1位=名取鉄平選手(68ポイント)、2位=ジュリアーノ・アレジ選手(41ポイント)、3位=三宅淳詞選手(31.5ポイント)、4位=佐藤蓮選手(29ポイント)。
三宅選手は「今回のレースは雨の中行われ、オートポリスというコースは雨が降るとコース上に川のような流れがたくさんできるためかなり難しい状況だった。監督からそのことを説明されていたので第7戦では上位陣がミスする中、落ち着いてレースできたことが優勝につながった。第8戦はドライタイヤかレインタイヤか迷うようなコンディションだったので、僕は晴れてくると予想しドライタイヤを選択したが、スタート直後に大雨になり順位を落とし、6位となってしまった」と説明する。
三宅選手は、5月21日~23日に開催されるスーパー耐久シリーズ2021第3戦富士SUPER TEC 24時間レースに、ST-3クラスに田中徹選手、田中哲也選手、佐藤公哉選手と共にゼッケン244番 Max Racingから出場する。