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伊勢・おかげ横丁内の2店舗がリニューアル 「はいからさん」希少酒置きバルに

伊勢・おかげ横丁内の2店舗がリニューアル 「はいからさん」希少酒置きバルに(撮影=岩咲滋雨)

伊勢・おかげ横丁内の2店舗がリニューアル 「はいからさん」希少酒置きバルに(撮影=岩咲滋雨)

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 日本家屋が立ち並ぶ「おかげ横丁」内で唯一の洋館建築物「森翁館(しんおうかん)」内にある飲食店「はいからさん」(伊勢市宇治中之切町、TEL 0596-23-8806)と雑貨販売店「しろがね屋」(同、TEL 0596-23-8825)が7月24日、リニューアルオープンした。

【その他の画像】ブーツに袴に割烹着姿の「はいからさん」おかみ内田美佐季さん

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 「森翁館」は、「鹿鳴館」や「ニコライ堂」などを手掛けた英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計で、桑名市にある観光施設「六華苑(ろっかえん)」に現存し、国の重要文化財にも指定されている旧諸戸(もろと)清六邸を模した建物。

 おかげ横丁ができた1993(平成5)年から「文明開化の洋食屋」として営業する「はいからさん」では、「オムライス」(900円)、「ハヤシライス」(980円)など、創業時からほぼ変わらない味のメニューを中心に提供してきた。今回のリニューアルオープンで、「伊勢のオールデイ・ダイニングバル」とコンセプトを変更し、これまでのメニューを一部残しつつ、三重県内の良質でこだわりのある食材を作る生産者や食品加工会社などから直接仕入れた物を使ったメニューを提供し、バルとしてのアルコールの提供に力を入れた。

 新たなメニューは、「松阪牛ミートパスタ」「海老のクリームパスタ うたせ海老ソース」(以上、1,350円)、ハチミツをかけて食べる「ハニーフラワー」(1,300円)、「シーフード」、鈴鹿市で造られる日本酒「『作(ざく)』の酒粕 クアトロフォルマッジ」(以上、1,500円)などのピザ、おかげ横丁内で販売する三重の特産品を少しずつ取り分けた「おかげ横丁の逸品」3種盛り(500円)、6種盛り(1,000円)、西養鰻(伊勢市小俣町)で育てたウナギを使う 「伊勢うなぎ白焼き」(1,200円)など。パスタとピザは、ホエイ(乳清)を練り込んだ「よろこば製麺所」(津市大里川北町)で作った麺とピザ生地を使用する。

 これまで5種類程度だったアルコールメニューは、20種類に増やし、アルコールの飲める場所=バルとして生まれ変わった。アルコールメニューは、伊賀市産の野生ぶどうで作った「野生ぶどう2019(赤)」、南伊勢町産のブドウで作った「南伊勢ワイン甲州2019(白)」(以上、グラス=900円)、食用のホオズキから作った世界初の「ほおずきワイン 無濾過にごり仕立て(720ミリリットルボトル)」(1万1,000円)など。ソフトドリンクも「イセカルダモンコーラ」(550円)などこだわりのメニューをそろえる。スイーツ・パンメニューは、「LA RICHE-TERRE(ラ・リシュテール)」(伊勢市旭町)、「鳥羽国際ホテル」(鳥羽市鳥羽)、「1010番地」(松阪市新町)などから仕入れて販売する。スイーツ、パンはプリンを除いてテークアウトに対応する。

 ブーツにはかま姿で接客するおかみの内田美佐季さんは「野生ブドウのワインやほうずきワインは数本しかないので、オープニングメニューと考えていただけたら。これまでお取引させていただいていた生産者や食品加工会社の中にはコロナ禍で廃業したところもあり、おかげ横丁としてもっと何かできたのではという悔しい思いをした。新たに、生産者や加工業者とのつながりを今まで以上に重視して営業をしていこうと思う。今後は生産者さんがもっと輝けるような催しを企画していきたい」と話す。「本来バルは、朝はカフェ、昼はランチとカジュアルレストランの役割があり、アルコールが飲める場所でもある。地域のコミュニケーションスペースのような場所になれば」とも。

 同店では、新型コロナウイルス対策として、テーブルのアルコール消毒実施や相席を避け客同士の距離が1メートル以上離れるよう、通常時64 席を約30席に減らして営業する。

 「しろがね屋」は、これまで銀製品にこだわって品ぞろえをしてきたが、「お伊勢参りで見つける暮らしの店」として、展示販売する商品の半分以上を新しくし、計500アイテム以上に増やした。

 おかげ横丁で販売する「横丁サイダー」の空きビンを再利用して作るガラス製品は「でく工房」(伊勢市二見町)に依頼したオリジナル。大台町の生産者が作るミニ盆栽は伊勢の風を感じてもらいたいとの思いから数10点を並べた。

 「しろがね屋」おかみの山本直美さんは「伊勢を訪れた、伊勢神宮でお参りした時のすがすがしさや、その余韻を形にしてお持ち帰りいただきたいものを集めた。取りそろえるのは、作り手のこだわりが感じられ、五感に響くものばかり。眺めたり使ったりすることで、自分らしく素直で清らかな気持ちにさせてくれるような一品、普段の生活にちょっと変化を与えるきっかけとなる商品に出合える店にしていきたい」と話す。

 営業時間は、「はいからさん」=10時~17時30分、「しろがね屋」=9時30分~17時30分(土曜・日曜・祝日は18時まで)。

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