伊勢市出身の4輪レーサー・三宅淳詞(あつし)選手が10月16日・17日、ツインリンクもてぎロードコース(栃木県芳賀郡茂木町、1周4.801379キロ)で行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の今シーズン最終レースを戦い、初参戦でポイントランキング4位になった。
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今シーズンは、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(ルーニースポーツ・MAX RACING 320)のほかに、スーパーGT(GT300クラス)、スーパー耐久シリーズ(ST-3クラス)の3レースに挑戦している三宅選手。
スーパーフォーミュラ・ライツは昨年から始まったカテゴリーで、国内トップカテゴリーへのステップアップカテゴリーとして日本ではF3クラスに準じる大会。三宅選手は今年度初参戦し、第3戦と第7戦で優勝した。
16日に行われた第15戦(14周)を3位、17日に行われた第16戦(14周)を6位、今シーズン最終レースとなる第17戦(20周)を2位で走り終え、今シーズン全レースでポイントを獲得し、合計57ポイントで、表彰台まであと少しのランキング4位となった。
チャンピオンは109ポイントの名取鉄平選手(B-MAX RACING TEAM)、2位は103ポイントのジュリアーノ・アレジ選手(TOM'S・Deloitte.TOM'S320)、3位は92ポイントの佐藤蓮選手(TODA FIGHTEX・TODA RACING)。
両日とも雨天でのレースとなった第15戦~17戦。三宅選手は「雨のレースでは優勝経験もあったが、菅生大会の雨が不調だったため不安があった。16戦目は改善して挑んだが、なかなかペースが上がらなく、スタートで前に出たが抜かれてしまう展開になった。17戦の次のレースに向けてエンジニアがマシンセッティングを大幅に変更してくれたおかげで、ペースはトップと比べると良いものではなかったが、なんとか2位になることができた」と振り返る。
三宅選手は「今年1年間ペース不足に悩んでいた。勝つことはできたが満足できるものではなく、非常に悔しい。もっとマシンやドライビングについて理解が必要だと感じた。今季のレースで学んだことは多く、この経験をこれからのレースで生かしていきたい」と話す。