「山村みるくがっこう 内宮前店」(伊勢市宇治今在家町、TEL 090-6358-6373)が昨年12月24日、ウシ型のソフトクリーム製造ロボットを導入した。
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同店を運営する山村乳業(大世古)は、1919(大正8)年創業。三重県産の生乳を85度の低温で15分間殺菌(パスチャライズ殺菌)し、牛乳を製造・販売する。「山村牛乳」「山村ヨーグルト」「山村ぷりん」など14 品目47種類の瓶入り乳製品を提供する。2020年7月オープンの同店のほか、「山村みるくがっこう 外宮前店」(本町)、「アイス工房直売店」(御薗町)の3店舗の直営を手掛ける。
ソフトクリーム製造ロボットは、コネクテッドロボティクス(東京都小金井市)社製で、ソフトクリームの巻き作業から提供までのプロセスを自動化し、1時間当たり最大133個(1個当たり27秒)を提供する能力を持つ。
同社広報担当者の山村卓也さんは「提供する『みるくなソフト』(400円)は、一口食べればまるで牛乳を飲んでいるかのような濃厚なミルク感となめらかな舌触りが特徴で、『山村みるくがっこう内宮前店』の人気メニュー。ロボットの導入は、非接触で商品を提供できるため、新型コロナウイルス感染リスクを低減することができる。また、毎回規定量を抽出できるため、商品の品質を均一化し、商品提供までの待ち時間緩和にも期待できる。名前は『モーモー』」と話す。
山村さんは「導入してまだ1カ月たっていないが、すでにソフトクリーム提供の44%を『モーモー』が担当する。これまでの最高記録は寒い冬でも1日で98個を作った。特に子どもたちに人気。そのほかの機能として、『山村牛乳を使ったみるくなソフトやに~』『いつ伊勢から帰んの~?モーモーはささってもおるよ~』『今日は、内宮さんつんどった~?』『みるくなソフト食べてきなぁい』『伊勢弁上手に話せるんやに~』など、伊勢弁で呼び込みもする」とも。
営業時間は10時~17時。