天然トラフグ「あのりふぐ」を伊勢神宮に奉納-山川豊さんもPRに一役

「あのりふぐまつり」で「あのりふぐ」のふぐ汁の振る舞いに協力する歌手の山川豊さん(左)と竹内千尋志摩市長(右)

「あのりふぐまつり」で「あのりふぐ」のふぐ汁の振る舞いに協力する歌手の山川豊さん(左)と竹内千尋志摩市長(右)

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 天然トラフグの「あのりふぐ」のブランド化を推進する「あのりふぐ協議会」(志摩市阿児町安乗)は2月9日、「あのりふぐ」21匹(約30キロ)を伊勢神宮に奉納。その後、おかげ横丁(伊勢市宇治中之切町)一帯で「あのりふぐまつり」を開催した。

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 「あのりふぐ」は、三重県志摩半島から伊勢湾、遠州灘にかけての沿岸地域で10月1日~翌年2月末までに漁獲される体重700グラム以上の天然トラフグのことで、2003年8月に漁業者、漁協、観光協会などが一体となって「あのりふぐ協議会」を設立、「あのりふぐ」の定義を明確化し商標登録を行い、志摩市内に限定した「あのりふぐ取扱店」認定制度などを実施しブランド化に成功した。今年1月には「三重ブランド」に選定された。

 毎年「2月9日=フグの日」に「あのりふぐ」を伊勢神宮に奉納。今年は奉納10回目になるため「あのりふぐまつり」も例年よりも盛大に行われた。当日は、演歌歌手で三重県鳥羽市出身の山川豊さんも応援に駆け付けるなど、会場は賑わった。

 「あのりふぐまつり」では「あのりふぐ」のから揚げや手まり寿司、真珠貝の貝柱とアオサのテンプラなどを販売。恒例の「あのりふぐ」のふぐ汁振る舞いでは、奉納10周年を記念し例年では500食を2倍の1,000食分用意した。ふぐ汁1,000食は、昼前から雪が降り出したにもかかわらず、約1時間でなくなるほど。直接ふぐ汁を手渡すサービスに山川さんが協力し、一緒に記念撮影に応じる一幕もあった。

志摩・天然トラフグ漁解禁-1,980円の「あのりふぐ膳」(伊勢志摩経済新聞)志摩のレストラン「天然トラフグ」を使ったイタリアン鍋(伊勢志摩経済新聞)あのりふぐ協議会三重ブランド

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