志摩市の有人島「賢島」を舞台に「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」が6月16日、開幕した。
【その他の画像】志摩市・賢島で「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」開幕
7年前、G7の首脳たちが一堂に集い行われた「G7伊勢志摩サミット」の会場にもなった同島。今回は、各国の交通大臣が、イノベーションを通じた、誰もがアクセス可能で持続可能な交通の実現をテーマに議論する。
梅雨入りの伊勢志摩地方、雨天が続いていたがこの日は快晴となった。3日間の天気予報も晴れの予報。大臣たちの初日は、真珠いかだが浮かぶ英虞湾を遊覧するサンセットクルーズを楽しみ、作業員が安全に作業できるようにとJR西日本が開発を進め運用する人型重機ロボットやNECのゲートレス生体認証システム、WHILL(ウィル)のパーソナルモビリティなどについて説明を受けた。
歓迎レセプションでは、白子高校普通科文化教養吹奏楽コースの生徒による演奏、志摩市立東海中学校郷土芸能クラブによる安乗(文楽)の人形芝居、相可高校食物調理科の生徒によるだし巻きたまご、にぎり寿司のライブ料理、明野高校の生徒が育てたブランド豚 「伊勢あかりのぽーく」を相可高校の生徒が調理した豚の角煮の提供など、次世代を担う若者たちの活躍の場となった。乾杯には、四日市中央工業高校と四日市工業高校の生徒が尾鷲ヒノキで作った升に三重の日本酒が注がれた。そのほか、伊勢工業高校の生徒は三重県産ヒノキで日本酒贈呈用の木箱を作った。
一見勝之三重県知事は「高校生たちは今日まで訓練を重ね頑張ってくれた。明野高校の生徒たちからは緊張したが貴重な経験となった。とても楽しかったと感想が寄せられている。何より天気が良く、志摩の海や景色に助けてもらっている」と話す。
17日は宇治山田商業高校と高田高校の生徒が外国語による案内をする予定。会合は18日まで。