「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」2日目の6月17日、大臣らはミキモト真珠島(鳥羽市鳥羽)を訪問した。
G7三重・伊勢志摩交通大臣会合 ミキモト真珠島で大臣に説明する高校生
同島でのエクスカーションで大臣らは、真珠についての説明を受け、真珠由来成分のパールコンキリオン入りハンドクリーム作りを体験した。大臣のアシスタント役には、「みえグローカル学生大使」の高田高校(津市)英語部の生徒24人が英語でサポートした。「みえグローカル学生大使」とは、三重県が国際的な活動に関わる若者を支援する制度で、伊勢志摩サミット開催が契機となってスタートした。
生徒らは開始前、「第一印象大事」「笑顔が一番」などと明るく声を掛け合っていた。大臣らが到着すると「Welcome to Japan」と笑顔で出迎え、原稿を見ずに説明したり、大臣の顔を見ながら話したりして、積極的に交流を深めていた。
レクチャー終了後、大臣からも「素晴らしい」「Very nice 」など賞賛の声が上がり生徒らは、表情も明るく、自信に満ちあふれていた。
一見勝之三重県知事は「大臣たちから、高校生たちの英語力について、とても勉強していて日本の伝統についても織り交ぜながら分かりやすく説明してくれたと好評をもらった。英国の大臣から『あなたの英語はパーフェクト』と褒められた生徒もいた。若者に国際感覚を養ってもらう機会になった。高校生たちはよくやってくれた。本当にありがたい。斎藤大臣も『日本のために貢献してくれた』と発言していた」と話す。
橋爪政吉志摩市長は「子どもたちにチャレンジする良い機会が与えられた。自分たちのやっていることが大臣の心を打つということを体験できたと思う。これからそういった思いを忘れず成長してもらいたい」と評価した。