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伊勢・二見興玉神社、4年ぶりの「夏至祭」 夫婦岩の間からご来光

伊勢・二見興玉神社、4年ぶりの「夏至祭」 夫婦岩の間からご来光

伊勢・二見興玉神社、4年ぶりの「夏至祭」 夫婦岩の間からご来光

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 伊勢・二見興玉神社(伊勢市二見町)で6月21日、夫婦岩(めおといわ)前の海に入って汚れをはらう「夏至祭」が4年ぶりに行われた。

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 昼間の時間が最も長くなる夏至。この日同地の日の出時刻は約4時40分。ふんどし姿の男性、白装束姿の女性約120人は、膝や腰まで海水に浸かり、みそぎを体験した。コロナ禍では祭典は執り行っていたが、一般人も参加できるみそぎ体験は4年ぶり。

 参加者は、夫婦岩の前まで進み、全員がそろうとみんなで和歌を斉唱、最後に国歌を歌い始めると、太陽の光が次第に強くなり、歌い終えた頃には雲の隙間からさらに強い光となって参加者を照らした。その光景に感動した参加者の歓声が境内に響き渡った。

 大分県から初めて参加した女性は「たまたま慕う先生から伊勢に行かれてはと勧められてやってきた。昨夜旅館の女将(おかみ)から明日夏至祭があるが、コロナ明けでまだ参加できる余裕があるので参加してみてはと勧められ参加した。たまたまが重なり二見興玉神社さんまで来ることができた。しかもご来光まで拝むことができるなんて…。今とても幸せ。爽やかな気持ちで満たされている」と話す。10回近く参加しているという静岡県在住の男性は「4年ぶりのみそぎ。海に身を委ねた時、この感覚…懐かしいと感じた。これですべての災厄が吹きはらわれるのではという確信を持っていた。これから世の中も良くなっていくと思う」とほほ笑む。

 同神社金子清郎宮司は「みそぎを終えた今、高揚感で満たされていることだと思う。この気持ちが人間本来の汚れのない姿であることを忘れないでほしい」とねぎらった。

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