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大紀町のスイーツ店が「八重谷湧水」でかき氷 かき氷の「追い掛け」無料

大紀町のスイーツ店が「八重谷湧水」でかき氷 かき氷の「追い掛け」無料、大内山ソフトクリーム入りも

大紀町のスイーツ店が「八重谷湧水」でかき氷 かき氷の「追い掛け」無料、大内山ソフトクリーム入りも

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 大内山ソフトクリームやスイーツなどを販売する「Capriccio(カプリッチョ)」(大紀町阿曽)が6月6日、「八重谷湧水(やえだにゆうすい)」を使ったかき氷「八重谷しずく氷」の販売を始めた。

【その他の画像】「八重谷湧水」を使ったかき氷「八重谷しずく氷」

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 昨年7月にオープンした同店は、旧阿曽小学校の校舎を活用した温泉施設「天然温泉 阿曽温泉『阿曽湯の里』」の入り口にあり、大内山酪農農業協同組合(大内山)の大内山ソフトクリームをメインに、季節のフルーツを使ったスイーツメニューやドリンクを販売。店名の「Capriccio」はイタリア語で「気まぐれ」を意味する。

 新商品「八重谷しずく氷」(800円)は八重谷湧水を凍らせてかき氷にし、同町の三ケ野(さんがの)地域で栽培する「三ケ野いちご」で作ったソースと練乳をかける。単品で販売する「大内山ソフトクリーム」(400円)をかき氷の中に入れた「八重谷しずく氷ソフト」(1,100円)も用意する。

 同店から約4キロ山を上った地に湧き出る八重谷湧水は、石灰岩に覆われた標高734メートルの国見岳の山麓から流出する湧水で、毎秒約40リットルの流出量を誇る。水温は四季を通じてほぼ一定の15度前後、ペーハー値7.8でややアルカリ性で、硬度約75ミリグラムパーリットルの軟水。大紀町は年に一度水質調査を実施。昨年6月26日採取の検査(検査成績書発行は7月3日)でも一般細菌や大腸菌は検出されず飲料水として適していることが証明されている。八重谷湧水の湧水点までは遊歩道が整備され、県外からも水をくみにくる人が多い。周辺は阿曽カルストと呼ばれる石灰岩体で、洞窟も多く、はしごや照明が整備され気軽に入ることができる洞窟「阿曽風穴」が八重谷湧水の水くみ場近くにある。

 店主の村田里恵さんは「昨年も夏限定でかき氷を提供していたが、今シーズンは新しいかき氷機を導入し、八重谷湧水の水を凍らせたかき氷を作ってみた。氷が溶けにくくふわふわに仕上げることができ、大内山ソフトクリームとの相性も抜群。トッピングのフルーツソースは、季節のフルーツを使って提供していく。三ケ野いちごのソースは間もなく終了する予定。八重谷湧水を多くの知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 村田さんは「八重谷湧水のおいしさを知ってもらいたいので、期間限定でかき氷の『追い掛け(追加のかき氷サービス)』1回まで無料に。八重谷湧水の水で淹(い)れたコーヒー(400円)もぜひ試してもらえれば」とも。

 6月の営業は金曜・土曜・日曜の13時~18時(金曜は14時~)。7月以降の営業日は同店インスタグラムで確認できる。

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