伊勢エビや的矢カキを使った豪華パエリアのコンテスト-志摩スペイン村で

パエリアのソカレット(おこげ)をチェックする志摩スペイン村の田岡総料理長。

パエリアのソカレット(おこげ)をチェックする志摩スペイン村の田岡総料理長。

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 志摩特産の伊勢エビや的矢カキなどを使用してスペインの郷土料理=パエリアを作る「パエリャコンクールin志摩」が12月7日、志摩スペイン村(志摩市磯部町坂崎)「パルケエスパーニャ・マヨール広場」で開催された。

「ゴスロリ」ファッションで参加した志摩の女性4人チーム

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 主催は同市観光協会、同市国際交流協会、志摩スペイン村、伊勢志摩観光コンベンション機構らで組織する同実行委員会」(事務局=同観光協会内)。

 今回で11回を重ねた同コンクールは、1チーム4人までの参加で、同実行委員会が食材や調理器具などを準備し、伊勢志摩の特産品である伊勢エビ、的矢カキ、ヒオウギガイをメーン食材とし、90分以内に独自の味付け、盛り付けで10人分のパエリアを完成させるもの。高級食材の伊勢エビや的矢カキなどが付き、同パーク入園料込みで1チーム参加費8,000円(1人=2,000円)と格安なことから、年々人気を集め、今年も福井県や京都府など県外からも15組が参加、今年で6年連続参加の奈良出身の家族も。また名古屋や大阪の調理専門学校生らのチームも13組が参加し、専門学校生チームの参加も年々増加傾向にある。参加チーム=42チーム165人。

 参加者は、ビールやワイン片手に調理するチームやゴスロリ(ゴシック&ロリータ)衣装やエジプト風衣装で参加するチームも。カキの殻開けに苦戦するチームに隣のチームが助け舟を出すなどチーム間交流も自然に行われていた。

 審査委員は、米の煮炊き、味、色、材料の調和、socarrat(ソカレット=おこげ)の出来具合を審査した。優勝=エジプト風衣装の「志摩の郷」(志摩市)、準優勝=3姉妹とお父さんチームの「ThreeHouse」(松阪市)、3位=「海の幸大好き親子」(同市)、志摩市長賞=「グルーポマンサナ」(敦賀市)、同市観光協会賞=「志摩高校CookingClub」(志摩市)、同市国際交流協会賞=「チームよいこらしょ」(津市)、志摩スペイン村賞=「真珠短歌会」(同)、伊勢志摩観光コンベンション機構賞=「いもねえちゃん」(志摩市)など。

 審査を担当した同パーク総料理長の田岡和人さんは「薪と炭だけの火加減で調理するのは難しいのに、昨年よりもレベルアップしていて驚いた」と評価した。1チームが「エル メホル ソカレット(おこげ)賞」を受賞した辻学園調理製菓専門学校(大阪市)教員の田中亮二さんは「昨年の写真などを見せ参加を呼びかけたところ6チームが参加。昨年参加し楽しかった経験が後輩にも受け継がれた(笑)」と振り返った。

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