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元名古屋市科学館の山田さんの新聞コラムを後継者らが出版
(2007年03月28日)
元名古屋市科学館天文主幹で、晩年を志摩で過ごした山田卓(たかし)さんが中日新聞に連載していたコラムをまとめ3月14日、息子の山田亘(こう)さんが代表を務める出版社-Domic(一宮市今伊勢町本神戸)を通して出版された。本のタイトルは「星暦(ほしごよみ)」。
1934年生まれの山田さんは、愛知学芸大学(現愛知教育大学)を卒業後、科学雑誌の編集者を経て、1962年から名古屋市科学館に勤務、今では当たり前になっている、来場者に語りかける「対話式の生解説つきプラネタリウム」のスタイルを初めて実践し、全国のプラネタリウムに派生させた。また全国すべてのプラネタリウムが参加する組織「日本プラネタリウム協会」の設立にも尽力し、多くの天文ファンに愛され、後継者の育成にも力を注いだ。しかしながら2004年3月、がんにより69歳で他界。自らの著書「ほしぞらの探訪」や「星座博物館(春夏秋冬全4巻)」は、今でも愛読者が多く、星座を語る上で欠かせない書物となっている。
「星暦」は2002年から2004年まで中日新聞伊勢志摩版に毎週1回、計91回連載していたものを亘さんと名古屋市科学館の毛利勝廣さんらが中心となりまとめあげたもの。晩年には志摩の入院先の病院から見える星を眺めながら原稿を書き上げ、全体として終の棲家として選んだ伊勢志摩という特定の場所の星空について書かれた本となっている。
編集に携わった毛利さんは「山田先生のコラムが新聞に連載されていても伊勢志摩版ですべてを見ることができなかった。自分も含め多くの人から読みたいという要望があったのは事実。先生には本当にお世話になったので、先生への恩返しも含め少しでも多くの人に読んでもらえれば」と話している。
同書は自筆のイラスト付き、全184ページで、価格は1,575円。志摩市志摩町布施田の吉田賢治さんのアトリエ「吉希工房」(TEL 0599-85-6316)で販売するほか、本のオンラインショップ「Mana House」でも販売している。取扱い書店も募集中だという。
Mana House
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