「遊べる、学べる、稼げる るるる里海文化祭」が10月6日と7日、真珠の養殖が盛んな英虞湾を中心に、ともやま公園(志摩市大王町)と真珠筏の上(阿児町)で開催されている。
志摩市は、海が、海だけで成り立たず周辺の山や川などの陸上域を含む自然環境と人間が営む環境から成り立っていることを意識し、海を中心にしたそれらの環境を「里海(さとうみ)」と名付け、里海をキーワードにさまざまな事業を展開している。同祭は、その取り組みをPRすることと、里海での遊びや学習などを実際に体験することができるまちづくりフェスティバル。
メーン会場は、英虞湾のちょうど中心に位置する同公園の自然豊かな森の中に。山の小道を降りていくとすぐ海にたどり着き、「里海楽座」と名付けた別の会場は、約500メートル離れた真珠筏の上に設置した。「里海楽座」は幅15メートル、奥行き100メートルの大きさ。「浮力計算し150人は一度に乗ることができる」(同実行委員会)という。
メーン会場では、ご当地アイドル「ジュリアス」のコンサートやフリーマーケットのほか飲食・特産品の販売ブースが並ぶ。 「里海楽座」では、真珠のアクセサリー作りや釣り堀、ウオーターボールなどさまざまな体験コーナーを用意(それぞれ500円~)、そのほかタレントの堀口文宏さんによるトークライブも。「里海楽座」までは海上タクシー(500円)か、シーカヤック(1000円)で渡る。
同祭に参加した阿児町出身の女性は「地元でもなかなか海で遊ぶことがないので、とても楽しかった。またこんなに自然豊かな地域であったことも再認識できた」と感想を漏らした。
7日のイベント開催時間は10時~15時。