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志摩市が「里海フェスタ」開催-海洋立国推進功労者に選ばれた「さかなクン」も

志摩市が「里海フェスタ」開催-海洋立国推進功労者に選ばれた「さかなクン」も

志摩市が「里海フェスタ」開催-海洋立国推進功労者に選ばれた「さかなクン」も

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 志摩市は7月14日・15日の2日間、里海について考え、体験するイベント「里海フェスティバル 里海の環~山・川・まち・海をつなげる人の環~」を阿児アリーナ(志摩市阿児町鵜方)で開催した。

さかなクンの書いたイラストを持つ磯部小学校3年の山路結真さん

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 今年3月同市は、海と海につながる陸との関係性によって生み出される豊かな自然環境をまちづくりの中心にした「志摩市里海創生基本計画」を策定。市役所内に「里海推進室」を創設、市の総合計画にも「新しい里海創生によるまちづくり」を盛り込んだ。

 14日、「里海への想い」を志摩高校(磯部町)の生徒らによる朗読でスタート。志摩市商工会の西尾新さんのコーディネーターで、伊勢志摩森林組合の青木民夫さん、JA鳥羽志摩の牧野和孝さん、三重外湾漁協・海女の西岡つきよさん、立神真珠組合・真珠養殖業を営む井上光さん、伊勢志摩国立公園パークボランティアの中村みつ子さんら地域で活躍する人々によるパネルディスカッション、また13日に海洋に関する普及啓発で功績を上げた人に贈られる「海洋立国推進功労者」に選ばれたばかりのタレントで東京海洋大学客員准教授のさかなクンによるライブトークショーなどがあった。

 15日は、コーディネーター三重大学大学院の髙山進さん、パネリストに内閣官房参与・前観光庁長官の溝畑宏さん、環境省中部地方環境事務所長の神田修二さん、海洋政策研究財団の大塚万紗子さんらによるパネルディスカッションがあった。

 さかなクンのライブトークショーには地元の元気な子どもたちが参加、さかなクンは魚のイラストを描きながら楽しいトークで会場を盛り上げた。

 この取り組みを同市は、「真珠の核」を自然の恵みの保全と管理、その周囲の「真珠層」を沿岸域資源の持続可能な利活用と考え、地場産業でもある真珠養殖で育まれる「真珠」の玉に例え、最終的に「真珠の輝き」を志摩市の輝きそのものとした地域の魅力「地域ブランディング」向上を目指す。

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