志摩の海産物などを中心に食材にこだわった料理を提供する飲食店「帆風(ばんぶー)」(伊勢市宇治浦田、TEL 0596-28-7785)が昨年12月22日、伊勢神宮内宮の門前町「おはらい町」入り口にオープンした。
「伊勢エビの祝汁」には磯部米で作った紅白餅とアオサも入り、おなか一杯になる。
同店は、合歓の郷(志摩市浜島町)社員食堂の運営やジャスコ阿児店(同阿児町鵜方)フードコートに「帆風軒(ばんぶーけん)」を出店する帆風(同阿児町神明、TEL 0599-43-6148)が運営する。「メニューは志摩の海産物を使った料理が中心。観光客だけでなく、地元住民にも足を運んでもらえる店舗を目指したい」と代表の谷口一輝さん。
宇治山田商業高校出身の谷口さんは、甲子園出場を目指し高校野球三重大会でピッチャーとして決勝戦まで投げ抜くほどの実力者。その後社会人野球でヤマハ(旧日本楽器)に所属し、1987年には都市対抗野球優勝の経験を持つ。
同店のメニューには伊勢エビの祝い汁(600円)、伊勢エビカレーライス(1,200円)、伊勢エビ汁・干物・煮物が付く季節の炊き込みご飯(1,000円)のほか、オリジナル限定販売の伊勢エビまん(450円)、あおさまん(300円)、祝豚まん(250円)などのテイクアウトで気軽に食べられる商品も提供する。
谷口さんは「自分は志摩出身なので志摩のおいしいものをもっと食べてほしいと思って、食材にもこだわった。『伊勢エビまん』『あおさまん』も地物を使って志摩をPRできる商品になってほしい――と思いを込めた。おかげさまでオープンして間もないにもかかわらず、地元近所の方がよく購入してくれている。野球はいつも直球勝負のピッチャーだったのでメニューも直球勝負で頑張りたい(笑)」と話す。
営業時間は10時~18時。