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ヤマトタケルの叔母「倭姫命」祭る「倭姫宮」で遷御の儀-奉祝コンサートも

ヤマトタケルの叔母「倭姫命」祭る「倭姫宮」で遷御の儀(写真は12月9日の川原大祓)

ヤマトタケルの叔母「倭姫命」祭る「倭姫宮」で遷御の儀(写真は12月9日の川原大祓)

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 伊勢神宮内宮(ないくう)別宮で「倭姫命(やまとひめのみこと)」を祭る「倭姫宮」(伊勢市楠部町)で12月10日、式年遷宮のクライマックスとなる神様の引っ越し「遷御の儀」が執り行われた。

倭姫宮遷宮奉祝コンサートの様子(天地人、廣めぐみさんら)

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 倭姫命は、第11代垂仁天皇の第4皇女で、第12代景行天皇の皇子・第14代仲哀天皇の父「ヤマトタケル・日本武尊・倭建命(やまとたけるのみこと)」の叔母にあたる。ヤマトタケルが東国征伐の時に三種の神器の一つ「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」(「草薙剣・草那芸剣(くさなぎのつるぎ)」)と火打ち石の入った袋を与えたとされる人物。約2000年前、天照大神(あまてらすおおみかみ)の鎮座地を求めて大和国から、伊賀、近江、美濃などの諸国を転々と巡り、紀元前4年に伊勢の国にたどり着き、神宮(現在の伊勢神宮内宮)を創建したとされる。

 同宮は、1923年(大正12)11月5日に創建。伊勢神宮125社の中で最も新しい宮で、今回の遷宮は鎮座後5回目となる。同宮の一連の遷宮行事は、立柱祭・上棟祭(6月1日)、檐付祭(7月15日)、甍祭(9月5日)、御白石持(11月30日)、御戸祭・御船代奉納式・洗清(12月 8日)、杵築祭・後鎮祭・川原大祓(12月 9日)、御飾・遷御(12月10日)、大御饌・奉幣(12月11日)。御白石持行事では、宇治や二見、倭町など伊勢市内の5地区から約3500人が参加し、白石を積んだ奉曳車を同宮まで約1.8キロを引いた。

 12月7日には、倭姫宮御杖代(みつえしろ)奉賛会らによって同宮遷宮を奉祝するコンサートが伊勢市観光文化会館(岩渕)で行われ、岩手出身の津軽三味線奏者・黒澤博幸さんと秋田出身の元オフコースドラマー・大間ジローさんによるユニット「天地人(てんちじん)」と伊勢出身のソプラノ歌手・廣めぐみさんが奉賛曲「倭姫命」などを歌った。

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