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志摩の郷土食材「きんこ」の芋焼酎完成-プレミアラベルのゴールドは644本

志摩の郷土食材「きんこ」の芋焼酎完成-プレミアラベルのゴールドは644本(写真はシリアルナンバー1番を手にする「志州隼人有限責任事業組合」の坂下啓登さん)

志摩の郷土食材「きんこ」の芋焼酎完成-プレミアラベルのゴールドは644本(写真はシリアルナンバー1番を手にする「志州隼人有限責任事業組合」の坂下啓登さん)

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 志摩市商工会館(志摩市阿児町鵜方)多目的ホールで12月8日、芋焼酎「本格きんこ焼酎 志州隼人(ししゅうはやと)」の製作発表会が行われた。

「きんこ」で作る幻の芋焼酎「志州隼人」

 主原料の「きんこ」は、サツマイモの一種ハヤトイモの干し芋で、志摩の海女や漁師たちの保存食として長年親しまれている郷土食材。

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 志州隼人のブランド化を図り需要を創出し、「きんこ」の生産を増やすことでハヤトイモの栽培拡大による耕作放棄地の再生、「きんこ」製造工程で出る廃棄物の活用、生産者の利益確保、食文化の継承、高齢者の生きがいづくり、就農支援などにつなげることを目的に「志州隼人有限責任事業組合(LLP)」(大王町波切)を2012年に立ち上げた。

 志州隼人は、志摩市内で栽培するハヤトイモを煮て皮をむき、天日干しにした加工品「きんこ」を主原料に米麹(こうじ)を使って製造する本格芋焼酎。「きんこ」だけを使う「ゴールド」(720ミリリットル、3,600円)と、「きんこ」を加工する際に出る甘皮や規格外の小イモで作る「スタンダード」(同、1,550円)の2種類があり、「ゴールド」は金のラベルと共に一本一本にシリアルナンバーと年号が付くプレミアムラベル。製造は広域伊勢志摩圏内で唯一焼酎を製造する酒造メーカー「伊勢萬」(伊勢市小俣町)。

 今年の製造本数は、ゴールドが644本(昨年569本、一昨年580本、初年176本)とスタンダードが3328本(昨年3159本、一昨年3180本、初年1227本)。ゴールドは毎年3カ月で、スタンダードも約10カ月で完売するという。

 志州隼人の開発から関わる同商工会職員の小河孝さんは「味や香りに深みを感じ、年々おいしくなっているのがよくわかる。口に入れると、太陽が作った『日なたの味』のようなものが口の中で広がっていく。確実に認知されている」と評価する。

 12月8日現在の販売店は次の通り。「べんのや酒店」(志摩町和具)、「クメヤ商店」(同)、「小川商店」(志摩町越賀)、「トミヤリカーショップ」(大王町波切)、「おかよし」(同)、「隅甚酒店」(阿児町鵜方)、「カネカ 駅前店」(同)、「酒やビック 志摩店」(同)、「酒やビック 阿児店」(同)、「田中屋酒店」(磯部町迫間)、「マサヤ」(南伊勢町宿浦)。売り切れ次第販売終了。