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天照大御神祭る伊勢神宮「伊雑宮」のお田植祭最中に虹色の光

天照大御神祭る伊勢神宮「伊雑宮」のお田植祭最中に虹色の光(撮影=岩咲滋雨)

天照大御神祭る伊勢神宮「伊雑宮」のお田植祭最中に虹色の光(撮影=岩咲滋雨)

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 志摩市にある伊勢神宮内宮(ないくう)別宮「伊雑宮(いぞうぐう・いざわのみや)」(志摩市磯部町)で6月24日に執り行われた「御田植祭(おみた・おたうえさい)」の祭典中に、珍しい大気光学現象「ハロ・日暈(ひがさ)」と「環水平アーク」が同時に現れた。

【その他の画像】天照大御神祭る伊勢神宮別宮「伊雑宮」のお田植祭の最中に「ハロ」と「環水平アーク」

 「ハロ」と「環水平アーク」は、雲の中にある氷の粒や結晶が太陽の光に反射、屈折して七色に見える 自然現象で、勇壮な裸男たちの「竹取神事」が終わり、田楽の調べが流れ早乙女(さおとめ)らによる静かな田植えを行う「御田植神事」の中休みに入った頃、今年の祭り担当区の下之郷地区だけの催しの「岩戸開き」の舞が終わった直後の12時30分ごろに出現した。

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 太陽の周りに虹色の丸い光の輪と共に、そのすぐ下の地面に近い側に、少し弧を描くような虹色の光の筋が現れた。祭典が執り行われている神田のほぼ真上に現れた大気光学現象にはほとんどの人が気が付かなかったが、気付いた観客らはその大きさに目を丸くしていた。

 滋賀県出身の写真家・岩咲滋雨さんは「光の輪があまりに大きくて、自分の持っている広角レンズでは穂落伝説の地である伊雑宮の御田植祭で植えたばかりの稲とハロ全体が収まり切らず、自然の偉大さと自分の無力さを実感した。伊勢神宮の素晴らしさを追い掛けてきて、撮影させていただくだけでもありがたいのにお祭りの最中に、しかも7年に一度の『岩戸開き』が行われた直後の自然現象だけに、サプライズの贈り物をいただいたようで喜びと感謝でいっぱいになった」と話す。

 同宮は、太陽神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御魂(みたま)「天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)」を祭る。天照大御神が岩屋に隠れ世界が真っ暗になったことを案じて神々が協力して、天照大御神を岩屋から出し世を明るくしたとする日本神話「岩戸伝説」に登場する「天の岩戸」は、同宮から車で15分の場所、旧参道沿いに今も残る。

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