神宮司庁(伊勢市宇治館町)は、2018年の伊勢神宮内宮(ないくう)と外宮(げくう)の年間参拝者数の合計が850万5253人と発表、7年連続で参拝者数800万人超えとなった。
毎年、大晦日にはお礼参りと初詣を待つ参拝者で伊勢神宮内宮正宮(しょうぐう)は交錯する。23時50分、2018年最後の人が深々と頭を垂れ参拝を終えると、今度は初詣の順番を待つ人らの新年のカウントダウンの声が神域に響き渡った。
昨年の年間参拝者数内宮は562万1645人、外宮は288万3608人で合計850万5253人となり、過去6番目に多い記録となった(12月31日20時時点で集計)。
1895(明治28)年からの集計で歴代1位は、両宮の式年遷宮が行われた2013年の1420万4816人(内宮884万9738人、外宮535万5078人)。2位は、2014年の1086万5160人(内宮680万9288、外宮405万5872人)、3位は宇治橋の架け替えの翌年(架け替えは2009年11月3日)の2010年の882万8851人(内宮652万8390人、外宮230万0461人)。4位は2017年の879万8351人(内宮581万5560人、外宮298万2791人)、5位は2016年の873万9211人(内宮579万3374人、外宮294万5837人)。
伊勢神宮は、これまで公開していた動画の閲覧者の属性を調べたところ約75%が50~60歳の男性であったことから、昨年12月に若者からの共感を得ようとドローンやタイムラプスの映像を使った高画質4K動画「伊勢を感じる FEEL JINGU」4本をユーチューブ公式チャンネルに公開した。
新年からの参拝時間は、1月1日~4日までは終日(24時間)、5日は0時~22時、6日は5時~22時、7日以降は5時~18時まで。
伊勢神宮では、1日「歳旦祭(さいたんさい)」、3日「元始祭(げんしさい)」、7日「昭和天皇祭遙拝(ようはい)」、8日「大麻暦奉製始祭(たいまほうせいはじめさい)」、11日「一月十一日御饌(みけ)」、14日「成人祭」の祭典が行われる。正月の3日間で48万人~50万人の参拝者を見込む。