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平成31年、伊勢志摩から「初日の出」と「初富士」を同時に見ることができるスポット

伊勢志摩から「初日の出」と「初富士」を同時に見ることができるスポット(写真は2018年12月30日の早朝、横山展望台から見た富士山)

伊勢志摩から「初日の出」と「初富士」を同時に見ることができるスポット(写真は2018年12月30日の早朝、横山展望台から見た富士山)

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 伊勢志摩から元旦に、水平線から出る「初日の出」と「初富士」を同時に見ることができるスポットを紹介する。

【その他の画像】2016年の初日の出は「ハート」型

 何もない水面から一筋の光が指し、やがて大きな丸い太陽の姿が完全に現れるまでの時間は約2分30秒。伊勢志摩から初日の出の方角は約118度。水平線上に厚い雲がなく、外気温が低く、海水温との温度差が大きい冬場に朝日の形がだるまや焼いた餅が膨らんだような形に変化しその後、元旦の「旦」の字のように変わって、大きな太陽になる。「だるま朝日」を見ることができたら幸運だ。

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 伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れる富士山は、早朝の雲のない冬の晴天時によく見える。広域伊勢志摩圏内では多気郡明和町の大淀海岸から志摩市大王町の大王崎までが「初富士・初日の出」スポットとなる。

 大淀海岸から富士山までは約208キロで方角は約64度、伊勢湾越しに富士山を観測できる。「大淀ふれあいキャンプ場」(多気郡明和町)前では「初日の出を迎える会」を開催、浜辺にどんど火をたき、太鼓の演奏と共に初日の出を迎える。豚汁やぜんざいの振る舞いも。日の出は7時。

 明和町から伊勢市二見町までの海岸からは、水平線からの朝日は見ることができないが、伊勢湾に朝日の光の筋が美しく光る。

 伊勢神宮の鬼門を守る金剛證寺(こんごうしょうじ)が山頂に建つ標高555メートルの朝熊(あさま)岳の標高500メートル地点の展望台からは、三島由紀夫の「潮騒」の舞台になった鳥羽市の神島の真上に富士山が現れ、伊勢湾から鳥羽湾に浮かぶ多島風景が美しい。日の出は6時55分。山頂までは自動車で伊勢-鳥羽を結ぶ観光有料道路「伊勢志摩スカイライン」で、伊勢神宮内宮前から臨時バス(5時10分、5時30分、5時50分出発の3本)が出る。先着1000人に「朝熊山初日の出汁」の振る舞いも。開門時間は12月31日7時~1月1日19時、1月2日~15日の期間は開門時間が6時~19時なので早朝なら朝日を狙うチャンスは何度もある。

 鳥羽-志摩を結ぶ観光道路「パールロード」の中間地点にある「鳥羽展望台」(鳥羽市国崎町)のある標高162メートルの「箱田山」も初日の出スポット。1月1日は2時に開門。富士山と朝日を同時に見ることができる展望レストラン「ヴィスタマーレ」(同)は6時から営業。同レストランでは「初日の出チャージ(100~800円)」が必要だが毎年多くの人が席取りに列を作る。駐車場は毎年6時前には満車になる。

 そのほか、鳥羽市のパールロード沿いには、石鏡(いじか)バス停近くの「潮騒の丘」、クジラが観音様を背に乗せやってきたという伝説が残る「鯨崎」(鳥羽市相差町)、伊勢神宮に納める熨斗鮑(のしあわび)を作る「神宮御料鰒調製所」近くの倭姫命が巡幸した跡だとされる碑が立つ「鎧崎(よろいざき)」(鳥羽市国崎町)からも美しい。

 「安乗(あのり)灯台公園」(志摩市阿児町安乗)では、「初日の出と初富士」があのり有志の会により6時から開かれ、伊勢エビ汁、フグ汁などが振る舞われる。「国府海岸」(志摩市阿児町国府)、「浅浜」(同甲賀)、「市後浜」(同志島)、「須場浜」(大王町波切)など、「大王崎」までの海岸沿いからは、障害物がなければほぼどこからでも富士山と朝日を同時に見ることができる。

 真珠イカダ浮かぶリアス式海岸の英虞湾を一望できる標高203メートルの「横山展望台」(志摩市阿児町鵜方)は、今年8月に「横山天空カフェテラス」がオープン、駐車場や展望スペースなどを拡張し、初めての新年を迎える。これから初日の出スポットとして最も注目を集めそう。志摩スペイン村のジェットコースターの上に直線距離で約210キロ離れた富士山を観測できる。6時57分に英虞湾の上の太平洋から朝日が出る。

 弘法大師が自らの爪で彫ったとされる不動明王を祭る御座爪切不動尊をふもとに持つ標高111.8メートルの「金比羅山」(志摩市志摩町御座)からは英虞湾の向こうに約216キロ離れた富士山が見ることができる。朝日は6時57分に太平洋から出るが、約30分自分の足で登山しなければならない。

 「志摩マリンレジャー」(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-3147)は、毎年元日に行う特別企画「鳥羽湾初日の出クルーズ」(料金は大人=1,900円、小人=950円)を運航、船内でお神酒の振る舞いもある。先着順、6時30分出港。「あご湾初日の出クルーズ」は同時刻に運航するが、現在英虞湾から富士山が見えるところまでは行かない。

 「伊勢湾フェリー」(同、TEL 0599-25-2880)は「元日 洋上初日の出クルーズ」を運航。鳥羽港出港6時35分。デイクルージング(伊良湖港出港7時50分、往復料金大人=1,860円、小人940円)。

 気象庁発表の三重県南部地域の天気予報(12月31日5時発表)では、北西の風のち北の風、海上 では北の風やや強く、晴れ昼過ぎから時々くもり、降水確率0%。元日は初富士も初日の出も大いに期待できそう。

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