志摩市を元気にしようと活動する「おおきんな」(志摩市阿児町)などで作る七夕祭り実行委員会が7月6日、宇賀多(うがた)神社(同)で「七夕まつり」を開催した。
同団体は、「志摩をもっと面白くするには?」と日々考え活動する志摩市阿児町の若者らで結成。2013年から始め今年で7回目となった同祭のほか、2015年には三重県初の「志摩市三十路式」を開催、またインターネットで志摩の魅力を発信する「SHIMAZINE(シマジン)」を運営する。自分たちでイベントを企画し開催する以外に、既存のイベントや地域の伝統ある祭りに積極的に参加し盛り上げることで、和を広げ、地域を元気にしようと活動する。
地域の小学校や幼稚園、保育所の子どもたちに願いごとを書いてもらった短冊を参道に飾り付け、夜店やコンサート、竹あかりなどで子どもたちに楽しんでもらおうと企画した同祭。天気予報は雨だったが、16時から始まった祭りの時間には傘を差さなくても問題ない天気となった。
同団体の上村直也さんは「毎年天気予報では雨なのに、祭りが始まるころには雨が上がる」と不思議がる。浴衣を着た鵜方小学校に通う女の子は「幼稚園の時から来ているがとても楽しい。来年もまた来たい」と喜んでいる様子。
同神社禰宜(ねぎ)で同団体メンバーでもある西尾直也さんは「かつて『阿児の夜店』として商店街を歩行者天国にして毎週『夏祭り』が開かれていた。そのころ子どもだった自分たちには、今でも楽しい夏の思い出となっている。今度は大人になった自分たちが地域の子どもたちに、地域を思う夏の祭りとして根付かせていきたい」と話す。