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明和町・斎宮歴史博物館 国史跡斎宮跡発掘50周年特別展「斎宮と古代国家」

明和町・斎宮歴史博物館で国史跡斎宮跡発掘50周年特別展「斎宮と古代国家」

明和町・斎宮歴史博物館で国史跡斎宮跡発掘50周年特別展「斎宮と古代国家」

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 「斎宮(さいくう)歴史博物館」(多気郡明和町、TEL 0596-52-3800)で現在、国史跡斎宮跡発掘50周年記念特別展「斎宮と古代国家―飛鳥・奈良時代の斎宮を探る―」が開催されている。

【その他の画像】明和町・斎宮歴史博物館 国史跡斎宮跡発掘50周年特別展

 1970 (昭和45)年から国史跡斎宮跡の発掘調査が始まり今年で50年。同館によると、官人や斎王に仕える女官など500人以上が住み地方都市として栄えた平安時代には碁盤目状の区画で構成される大規模な方格街区(地割)が存在したことなど、国家祭祀(さいし)の拠点として外交の窓口となった西の大宰府、東北経営の中心となった東の多賀城と並び、国家を支える重要機関としての役割を担っていたことが明らかになったという。

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 今回の特別展では、近年の史跡南西部における発掘調査結果から、飛鳥・奈良時代の成立期の斎宮にスポットを当て、中央の都城、地方の重要な官衙(かんが)、周辺地域の遺跡などと対比しながら、斎宮の担った役割とその重要性を紹介する。

 展示資料は約380点、主な展示資料は、明和町神前山(かんざきやま)1号墳から出土した重要文化財の「画文帯神獣鏡(がもんたいしんじゅうきょう)」(京都国立博物館蔵)と鳥羽市の離島・神島から同じ形の「画文帯神獣鏡」(鳥羽市八代神社蔵)、伊勢神宮境内から出土した「臼玉(うすだま)」(東京国立博物館蔵)、高倉山古墳から出土した装身具類(神宮徴古館蔵)など古墳時代の物や飛鳥時代から奈良時代、江戸時代から明治時代に至る出土品を展示する。

 同館担当者は「斎宮跡から出土した奈良時代の物と思われるすずり『羊形硯(ようけいけん)』(斎宮歴史博物館蔵)などさまざまな出土品が点と点で結ばれて面となって解明されてきた。発掘調査は50年で全体の20%程度が終わっただけ。まだまだこれから」と話す。

 同館講堂では関連行事として、11月7日に東京大学名誉教授の佐藤信(まこと)さんによる記念講演会「発掘が明らかにした斎宮の謎」(13時30分~15時)、10月31日と11月14日に学芸員による展示解説会(14時~14時45分)、11月21日は史跡斎宮跡第199次発掘調査現場(多気郡明和町竹川字中垣内)公開(9時~12時、13時~16時)を行う予定。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日・休日除く、祝日・休日の翌日は休館、12月29日~1月3日休館)。企画展入場料は、一般=400円、大学生=320円、高校生以下無料。常設展入場料は、一般=340円、大学生=230円、高校生以下無料。常設展示観覧とのセット料金は、一般=700円、大学生=510円、高校生以下無料。

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