志摩市在住の写真家・泊正徳さんの写真展「舞う」が11月26日、志摩市大王美術ギャラリー(大王町、TEL 0599-72-4336)2階展示室で始まった。
【その他の画像】泊正徳さんの写真展「舞う」フラメンコダンサーを撮影
泊さんは、伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れる富士山の撮影や伊勢神宮、海女、志摩市の安乗(あのり)地区に400年以上伝わる「安乗文楽(安乗人形芝居)」などを撮影する写真家。日本写真協会会員。
同展では、志摩スペイン村(磯部町)のフラメンコダンサーの踊りの瞬間を捉えた作品40点を展示する。
泊さんは「志摩スペイン村でスペイン人ダンサーの激しい足さばきや手や指の柔らかな動きを見て、フラメンコの素晴らしさを知った。今回は、約3年前から今年2月までに撮影した作品で、(すでにスペインに帰ってしまったダンサーもいるが)志摩スペイン村で踊るダンサーの躍動感あるダンスや美しい姿を多くの人に知ってもらいたいと思い開催した」と話す。
初日に同展を観覧に来た志摩スペイン村広報宣伝課長の柴原励治さんは「我々はいつも生のフラメンコを見ているのでその素晴らしさを知っているつもりだったが、写真ならではの一瞬一瞬を切り取ったフラメンコの迫力や躍動感に、改めてフラメンコの魅力を再認識する機会になった。ダンサーのみんなも喜ぶと思う」と感想を言葉にした。
泊さんは「志摩スペイン村のご理解とご協力があっての今回の写真展。志摩スペイン村のカルメンホールでは現在も、入場制限や感染症予防対策を取った上でフラメンコの上演を行っている。コロナ禍でスペイン人ダンサーの皆さんにとっても見てもらう機会が少なくなっている。まだまだ厳しい状況は続くだろうが写真展の開催が少しでもフラメンコを知ってもらうきっかけになれば。気軽に足を運んでいただければ」と話す。
開催時間は9時~17時。火曜・水曜休館。12月21日まで。