伊勢の2輪チーム「AKENO SPEED・YAMAHA(アケノスピード・ヤマハ)」(伊勢市小俣町)が11月21日・22日に鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.821キロ)で開催された「第56回 NGKスパークプラグ杯 鈴鹿サンデーロードレース最終戦」に参戦し、今期全レースの日程を終了した。
同レースには、20歳奈良県出身の南本宗一郎選手がJP250クラス、18歳東大阪市出身大阪府立桃谷高校(大阪市生野区)3年の井手(いて)翔太選手がST600クラスに、それぞれスポット参戦。
南本選手は、同コース8周を20分25秒618のタイムでインターナショナルクラス2位に(総合4位)、井手選手は同コース10周を22分24秒976のタイムで2位表彰台を飾った。
伊勢市出身の国際ライダー・稲垣誠さんが監督兼オーナーの同チームは、2015(平成27)年からプライベーターチームとして「全日本ロードレース選手権」「鈴鹿8時間耐久ロードレース」「アジアロードレース選手権」などのバイクレースに参戦。若手ライダーの育成に力を注いでいる。
稲垣監督は「今回のレースは、南本はJP250で、普段トレーニングで使ってるバイクでどれくらいいけるかの挑戦レースだった。井手は、来期テストも兼ねての参戦だった」と話す。
稲垣監督は「今年はコロナで前半レースが無くなり テストもろくにできない状況での苦戦のレースが続いたが、全日本最終戦で南本が優勝してくれてランキング2番手で終えることができた。井手は、全てのサーキットで自己ベストを更新、走る度に速さを身につけている。来期がさらに楽しみ。まだ来期体制は決まっていないが、ベストな状態でレースができるようにさらにチーム一丸となって準備を進めていこうと思う。今年も応援ありがとうございました」と感謝の言葉を添えた。