志摩市在住の写真家・泊正徳さんの写真展「伊勢志摩から拝(み)る富士山」が1月7日から、「摘み草かふぇ陽光桜のかぜ(旧かくれ家 風)」(度会郡玉城町、TEL 0596-58-5725)で始まった。
泊さんは、伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れる富士山の撮影に情熱を傾ける写真家。早朝の真っ暗な時間から富士山が見えるスポットに赴き撮影を繰り返す。日本写真協会会員。
同展では、明和町大淀(おおよど)海岸から撮影した朝日と富士山が重なる「王冠富士」、二見興玉神社(伊勢市二見町)の夫婦岩の真ん中からの「王冠富士」、横山展望台(志摩市阿児町)から撮影した志摩スペイン村の上に浮かぶ富士山など11点を展示する。
泊さんは「『王冠富士』を撮影するために二見興玉神社、伊勢湾沿いにずっと北上しながら追いかけてきて大淀海岸でやっと撮影できた時は嬉しかった。実は、天気のいい日は毎日出かけていたのに、1日だけ行かなかったその日にきれいな『王冠富士』が出ていたのを友人のfacebookで見た時にはショックだった」とエピソードを披露する。
泊さんは「伊勢志摩からもこんなにきれいに富士山が見えることをもっと多くの人に知ってもらいたい。特に地元の人に見てもらい。実際に少し頑張ればいつでも本物の富士山を見ることができるのでご自身の肉眼で見てその素晴らしさを実感してほしい」と思いを込める。
営業時間は9時30分~16時30分、水曜休館。1月31日まで。