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三重の季刊誌「NAGI」が秋号刊行 特集は「アウトドア防災術」

三重の季刊誌「NAGI」が秋号刊行 特集は「アウトドア防災術」

三重の季刊誌「NAGI」が秋号刊行 特集は「アウトドア防災術」

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 三重のローカル季刊誌「NAGI(凪)」秋号(82号)が9月1日、防災の日に合わせて刊行された。

【その他の画像】月兎舎「NAGI」と坂編集長

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 伊勢市の「月兎舎」(伊勢市馬瀬町、TEL 0596-35-0556)が発行している同誌。1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災、1959(昭和34)年9月26日に上陸した伊勢湾台風を契機に1960(昭和35)年に定められた防災の日に合わせ、今号では普段からアウトドアを楽しみながら防災を意識して、もしもの時に備えてもらおうと、「アウトドア防災術」を特集する。

 特集では、アウトドアの手ほどきや、災害への備え、地域防災への取り組みをまとめ、凪家(伊勢市)の柳尚文さんによる防災キャンプ体験を、NPO法人E&Wラボ 酵素と野草研究所(明和町)代表で野草マイスターの小釣はるよさんが食べられる野草を、だんだんキッチン(多気町)を主宰する大須賀由美子さんが非常時の料理などを紹介する。

 同誌編集長の坂美幸さんは「2018(平成30)年の台風で、伊勢市周辺で大停電を経験した。人口密度の高い地域から優先して復旧していき、自宅周辺はなかなか電気がつながらなかったが、趣味で山登りやキャンプによく出かけていた経験からトレッキング用やキャンプ用のグッズがとても役に立った。その翌年にも台風で停電が発生したが、アウトドアが防災に役に立つという経験のおかげでグッズを充実させていたこともあり、それほど不自由を感じなかった」と振り返る。

 坂さんは「日頃から万一に備えて、冷静に対処できる知識と経験を身に着けておきたいと思ったことが特集のきっかけ。救助や復旧までの数日間を自力で生き抜くために楽しみながらアウトドアに親しんで」と呼び掛ける。

 価格は720円。三重県内の書店などで販売している。

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