猿田彦神社(伊勢市宇治浦田)が1月、新しい御朱印帳「みちひらき御朱印帳」の授与を始めた。
同神社は、日本神話「天孫降臨」で天照大御神(アマテラスオオミカミ)の孫に当たる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を先導し道案内した神様とされる猿田彦大神(サルタヒコオオカミ)と、伊勢神宮の地を倭姫命(ヤマトヒメノミコト)に献上したとされる大田命(オオタノミコト)を祭る。
日本神話「岩戸伝説」で神々が協力し岩屋に隠れた天照大御神を救出する際に踊りを披露し、後に猿田彦大神の妻となったとされる天宇受売命(アメノウズメノミコト)を祭る境内社の「佐瑠女(サルメ)神社」を持つ。
新しい御朱印帳は、明治天皇の皇女・北白川房子さんが1949(昭和24)年に詠んだ「さだひこの 御名いと高し 天くだり神代の昔 しぬびまつれば」の歌に作曲、振り付けし1969(昭和44)年に完成した「みちびきの舞」を舞う2人の巫女(みこ)にウメの花と社殿を、白色の背景にレイアウトし、虹色のグラデーションで色付けしたデザインで、同神社の神紋「五瓜剣梅鉢」を型紙風に切り抜いた。サイズは縦約18センチ、横約12センチ、高さ約1.5センチ。
同神社広報担当の新居一城さんは「金襴(きんらん)生地に神紋を入れた御朱印帳(1,500円)も人気が高いが、新しい御朱印帳もとても素敵なデザインなので多くの参拝者に手に取ってもらっている。コロナ禍で参拝が制限されたりして大変な時期だが、混雑を避け参拝いただければ」と話す。
御朱印帳の初穂料は2,000円。