大型商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」(多気郡多気町)が7月20日、オープン1周年を迎えた。
産直市場や飲食店、スイーツ店やパン店、木と森の体験をテーマにした施設や「本草(ほんぞう」をテーマにした温浴施設のほか、宿泊施設や食べ物に関する道具を集めた博物館などを多気町の山中に集めた同施設。開発面積は54ヘクタール、敷地面積は約119ヘクタール。
施設の開発・運営は「イオンタウン」(千葉県千葉市)、温浴施設は「ロート製薬」(大阪府大阪市)、食・リゾート分野は「アクアイグニス」(東京都中央区)、金融スキームは「ファーストブラザーズ」(東京都千代田区)が担当する。4社では2013(平成25)年、合同会社「三重故郷創生プロジェクト」(東京都千代田区)を設立。全国に先駆け、民間施設直結のスマートインターチェンジ(上り線出口)も開設した。
同施設では9月10日までの期間中、1周年記念イベント「VISON SUMMER NIGHT DRONE SHOW(ヴィソン サマーナイト ドローンショー)」を毎夜開催する。記念イベントは、「スウィーツ ヴィレッジ」前の芝生広場から、ホテル上空をステージとして、地上から約85メートルの高さ、約60メートルの幅の空間にドローン70機が、音楽とともにハートやチョウなどさまざまな形に変化する約10分間のナイトショー。ドローンショーは「ドローンショー」(石川県金沢市)が担当する。
地元音楽アーティストによるライブも不定期で開催する。初日は、名張市出身の竹田京右さんによるアコースティックギターの演奏が行われた。7月21日~8月7日は、伊勢市在住のジャズシンガー・小椋あかりさんと県内4人のアーティストで構成する「MUSIC 4TH」による音楽ライブを予定する。このほか、一部店舗で記念イベント開催や限定商品の販売、ビアガーデン開催、キッチンカー出店などを予定する。
同施設広報担当者の今原佐織さんは「一番良く見える場所には観覧席50席を用意(1人=500円)しているが、観覧席以外での鑑賞は無料なので、気軽に立ち寄っていただければ」と話す。
音楽ライブは20時15分から約30分間、ドローンショーは20時45分から約10分間行う。7月30日~8月1日、雨天および風速5メートル以上の場合は同イベントを中止する。