8時間をチームで走り切る「2022FIM世界耐久選手権第3戦『コカ・コーラ』鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会(鈴鹿8耐)」が8月7日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市稲生町、1周5.821キロ)で行われ、ホンダのワークスチーム「Team HRC」が214周し優勝した。
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伊勢市出身の稲垣誠さんがオーナー兼監督の「AKENO SPEED・YAMAHA(アケノスピード・ヤマハ)」(伊勢市小俣町)は、改造条件が狭く、ほぼノーマルエンジンのマシンのSSTクラスに出場。順調に順位を上げSSTクラスで2番の位置をキープしていたが、残り1時間となる18時30分過ぎにスプーンカーブで「YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team」のマービン・フリッツ選手が菅原陸選手の乗るバイクに接触、巻き込まれて2台が転倒してしまう。その後チームが一丸となってマシンを修復し19時10分ごろ、再び最終ライダーの伊達悠太選手をコースに戻し、188周し総合27位SSTクラス7位でチェッカーを受けた。
総合2位は「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」、3位は「Yoshimura SERT Motul」、SSTクラス優勝は「Kawasaki Plaza Racing Team」、2位は「NCXX RACING with RIDERS CLUB」、3位は「TONE RT SYNCEDGE4413 BMW」。完走は45台中34台。「NCXX RACING with RIDERS CLUB」から出場した南本宗一郎選手は12周目に2分9秒968をマークし、鈴鹿8耐SSTクラスのコースレコード(2017年アケノスピードから出場したアンソニー・ウエストの持つ2分11秒271)を塗り替えた。