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伊勢志摩舞台の映画、正式タイトル「親のお金は誰のもの 法定相続人印」に

伊勢志摩舞台の映画、正式タイトル「親のお金は誰のもの 法定相続人印」に(写真提供=映画「法定相続人」製作実行委員会、撮影=岩咲滋雨)英虞湾・賢島大橋をバックに撮影

伊勢志摩舞台の映画、正式タイトル「親のお金は誰のもの 法定相続人印」に(写真提供=映画「法定相続人」製作実行委員会、撮影=岩咲滋雨)英虞湾・賢島大橋をバックに撮影

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 3月から6月にかけて伊勢志摩を中心に撮影していた映画のタイトルが8月10日、「親のお金は誰のもの 法定相続人印」に正式決定した。

【その他の画像】映画「親のお金は誰のもの 法定相続人印」撮影風景

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 正式タイトル決定は、同日発行の「伊勢志摩田中組 映画製作通信」第4号で発表。「親のお金は誰のもの」の文字のタイトルに「法定相続人」と刻まれた印鑑を朱肉で押印したマークが入る。これまでは「法定相続人~人生で一番影響を受けた本、それは銀行の預金通帳である。~(仮)」だった。

 故・三浦春馬さんが主演の映画「天外者(てんがらもん)」(2020年)などを撮った田中光敏さんが監督を務め、2023年春以降の公開を目指す同作。三重県・伊勢志摩で真珠養殖を営む夫婦と三姉妹の遺産相続にまつわる物語で、伊勢志摩の風景と共に成年後見制度について考えてもらい、人の幸せの在り方を問いかけるという。

 同通信によると、伊勢志摩での撮影の後、都市部や特撮スタジオでの撮影を終え、6月下旬にセミオールラッシュ(音が入る前の編集のみ完了した状態)を迎え、現在も編集作業が続いているという。8月には、日本アカデミー賞優秀音楽賞を3度受賞(36回、39回、41回)、NHK大河ドラマ「西郷どん」の音楽を担当した作曲家の富貴(ふうき)晴美さんが音楽のレコーディングを行ったことも紹介する。

 映画「法定相続人」製作実行委員会実行委員長の橋爪吉生さんは「誰にでも起こり得る相続をめぐる社会問題を軸にした人間模様とともに伊勢志摩で営まれている真珠養殖業の知られていない部分や、この地ならではの奇麗な風景や風土、歴史、文化を広く全国の皆様に知ってもらいたいという思いが、私たちがこの映画に込めた製作意図。誰もが分かりやすく映画の中に入ってもらえるように、心から楽しめる奥行きの深いタイトルに変更した。現在は編集の最終段階に入り、俳優陣の素晴らしい演技とすてきな音楽や効果音も付き、素晴らしい仕上がりになっている。どうか楽しみに公開まで待っていただければ」話す。

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