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伊勢角屋麦酒が鉄道開設150周年記念ビール販売 新橋SL広場で発見された野生酵母使う

伊勢角屋麦酒が鉄道開設150周年記念ビール販売 新橋SL広場で発見された野生酵母使う

伊勢角屋麦酒が鉄道開設150周年記念ビール販売 新橋SL広場で発見された野生酵母使う

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 二軒茶屋餅角屋本店(伊勢市神久、TEL 0596-63-6515)が製造販売するクラフトビールブランド「伊勢角屋麦酒(ビール)」が10月4日、鉄道開設150周年記念特別醸造ビール「0 mile post(ゼロマイルポスト)」の販売を始めた。

【その他の画像】新橋駅の鉄道機転の場所から採れた野生酵母を単離化する鈴木社長

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 1872(明治5)年10月14日、蒸気機関車が日本で初めて新橋駅と横浜駅間を走ったことからこの日は「鉄道の日」に制定されている。今年は鉄道開設150周年となる。

 同ビールは「鉄道開業150周年」記念事業に合わせて同社とJR東日本(東京都渋谷区)が共同開発した。IPA(インディア・ペールエール)タイプで、アルコール度数5%、IBU(国際苦味単位)は35。「野生酵母が醸し出すリンゴやバナナのような香りとシトラホップ由来のピーチやシトラスの香りが融和しフルーティーさを感じるビール」(同社)という。

 350ミリリットル入り缶で販売するほか、JR新橋駅1階北改札口に3月開業した「伊勢角屋麦酒 エキュートエディション新橋店」(東京都港区)で唯一、ビアサーバーからグラスに注いだものを販売する(パイント=1,500円、ハーフ=880円)。

 鈴木成宗(なりひろ)社長は「新橋駅の鉄道の起点となっている『新橋SL広場』0マイル標識の地点に生えるボケの実からアロマの香りを持つ野生酵母の単離化に成功することができた。都会の真ん中の樹木から野生のビール酵母を採取できる確率は砂漠の中からダイヤモンドを見つけるようなもので、非常に難しい作業。酵母はSLを思わせるような少し煙っぽいスモーキーな香りもするとJR東日本の担当者に伝えると、とても喜んでくれた」と明かす。

 鈴木社長は「今回の製造は、初回ロットよりもスモーキーさを抑えてフルーティーな味に仕上げた。販売から数日たったがかなり評判がいい。関東エリアの人しか飲めないが多くの人に飲んでもらいたい」話す。

 価格は380円。JR東日本のコンビニエンスストア「NewDays(ニューデイズ)」各店舗などで販売する。

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