伊勢市出身の三宅淳詞選手が10月30日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で行われたレース「第21回JAFグランプリ」で8位に入賞し、トータル21ポイント獲得の年間ランキング14位で、ルーキーイヤーを終えた。
同レースは、同サーキット国際レーシングコースで行われた2022年全日本スーパーフォーミュラ(SF)選手権最終戦で、三宅選手が今シーズン、初参戦した国内4輪レースのトップカテゴリー。三宅選手は「TEAM GOH(チームゴウ)」に所属し全10レースを戦った。第4戦オートポリス(大分県日田市)では3位表彰台を獲得した。
最終戦第10戦の予選レース1(Q1)では、1周を1分36秒815で走り予選レース2(Q2)に進出。Q2を1分36秒738で8番手につけた。チームメートの佐藤蓮選手はQ1を1分37秒458で惜しくもQ2進出ならず、14番手に。第9戦に続き「TEAM MUGEN(チーム無限)」の野尻智紀選手が1分36秒440でポールポジションを獲得した。
8番スタートからの決勝レースは、順位変わらず8位でフィニッシュ。三宅選手は「終盤は牧野選手に追われる展開だったが、チームからの無線の情報やオーバーテイクシステム(OTS)を駆使することでディフェンスすることができた。参戦に関してお世話になった関係者の皆さま、そして応援してくださったファンの皆さま、ありがとうございました」と感謝を述べた。
佐藤選手と争っていた「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」は、第9戦で佐藤選手に逆転され、最終戦の3ポイントを加算し4ポイント差まで縮めたが、受賞には届かなかった。
第10戦の優勝は野尻智紀選手(TEAM MUGEN)、2位は大津弘樹選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3位は宮田莉朋選手(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)。野尻選手は2年連続シリーズチャンピオンを獲得した。