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伊勢出身の三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラデビュー 鈴鹿サーキット60周年イベントで

伊勢出身の三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラデビュー 鈴鹿サーキット60周年イベントで

伊勢出身の三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラデビュー 鈴鹿サーキット60周年イベントで

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 伊勢市出身のレーシングドライバー・三宅淳詞選手が今シーズンから新たに、国内4輪レース・トップカテゴリーに当たるスーパーフォーミュラ(SF)に挑戦する。3月5日、6日に鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で行われた「60周年ファン感謝デー」で初走行を披露した。

【その他の画像】鈴鹿サーキット「60周年ファン感謝デー」に三宅淳詞選手

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 三宅選手は、2020年にスーパーGT(GT300クラス)とスーパー耐久シリーズ(ST-3クラス)に、2021年には同2大会に加えて全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦。今シーズンは、ライツからステップアップし全日本スーパーフォーミュラ選手権に「TEAM GOH(チームゴウ)」から佐藤蓮選手と共に参戦する。

 Red Bull Racing(レッドブルレーシング)とホンダのジョイントによるドライバー育成プログラムの佐藤選手は、レッドブルカラーの53号車。三宅選手は、TEAM GOHのロゴマークの入った55号車。佐藤選手と三宅選手は、2019年に「HONDAフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」に所属し、FIA-F4大会で佐藤選手が年間チャンピオン、三宅選手が総合2位を獲得し、チームメートで良きライバルという関係。

 2日間のフリー走行で2人は慣らし運転を行い、新車の感覚を注意深く確かめていた。

 昨シーズンまでホンダF1マネージングディレクターを務めていた山本雅史監督は「私も佐藤選手も三宅選手もルーキーイヤーになる。三宅選手は一度ホンダの育成枠から外れたが、頑張ってここ(SF)まで戻ってきた。伸びしろは十分あるので成長が楽しみ。結果を出してホンダに戻してあげたい」と話す。「チームの雰囲気はとても良い。優勝するチャンスは来ると思う。鈴鹿は三宅選手の地元なので、地元でどんどん応援して盛り上げてほしい」とも。

 三宅選手は「初日はシェークダウンだったこともあり、無理せず走った。大きなトラブルもなく順調だった。ここまで来られたのは多くの人に支えていただいたおかげ。SFで結果を出して、いい報告をしたい」と意気込む。

 三宅選手は、伊勢市立北浜小学校・北浜中学校、伊勢学園を卒業。3歳からカートレースに出場し小学5年時に全日本カート選手権で日本一に。フォーミュラーカーレース初参戦となった2018(平成30)年には、Super-FJクラス総合チャンピオン、「鈴鹿サーキット・レーシングスクール・フォーミュラ(SRS-Formula)」スカラシップ獲得。2019年F4クラス総合2位、2021年スーパーGT(GT300クラス)総合5位、スーパー耐久シリーズ(ST-3クラス)総合2位。

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