
伊勢志摩の夜空に11月8日、皆既月食の赤銅色の満月が浮かんだ。
18時9分ごろかけ始め、19時16分ごろ皆既月食が始まり、19時59分ごろ食の最大となり、20時42分ごろ皆既月食が終わり、21時49分ごろ光り輝く通常の満月になる天体ショー。今回は、月の裏側に天王星が隠れる天王星食も20時34分ごろ観測することできた。日本で皆既月食中に惑星食が起こるのは1580年7月26日の土星食以来の442年ぶりだという。
この日、伊勢志摩の上空は雲一つない天体観測日和。伊勢志摩地域の月の出時刻は16時45分ごろ、たそがれ時の東の空に大きな満月が時間の経過とともに高度を上げ皆既月食になった。光り輝く満月が赤銅色に変わると、月の周りのペルセウス座やおうし座、おひつじ座、くじら座などをかたどる星々が、より一層光を放っていた。