大型商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」(多気郡多気町)で11月15日、「第1回世界料理学会 in VISON」を開催する。
「世界料理学会」は、スペイン・バスク地方の小都市サンセバスチャンでの取り組みを手本に、北海道函館市内でスペイン料理店を営む深谷宏治シェフを中心に、料理人たちが料理の背景にある風土や素材について語り、調理の技についてプレゼンテーションを行い、日本の食文化の発展と料理人・レストランのクリエイティビティの向上、食に関わる全産業の繁栄を目指すことを目的に2009(平成21)年から開かれている活動
「第1回世界料理学会 in VISON」では深谷シェフの監修のもと、VISONが中心となって伊勢志摩地域を食で元気に盛り上げようと活動するシェフ集団「エバーグリーン」らとともに実行委員会を組織し開催する。
当日は、「ル・スプートニク」(東京都港区)の高橋 雄二郎さん、「徳山鮓」(滋賀県長浜市)の徳山浩明さん、「志摩観光ホテル」(志摩市)の樋口宏江さん、「豊洲市場やま幸」(東京都江東区)の山口幸隆さん、「小倉天寿し」(北九州市)の天野功さん、「日本橋蛎殻町すぎた」(東京都中央区)杉田孝明さん、「すし処君家」(松阪市)の山口和司さん、「ボンヴィヴァン」(伊勢市)の河瀬毅さん、ル・マンジュ・トゥー」(東京都新宿区)谷昇さん、「ミチノ・ル・トゥールビヨン」(大阪市)道野正さんが登壇する。
同会実行委員長の河瀬さんは「当日は料理人たちが食について語り合う。食の世界情勢や自身の料理感、技術論、これからの飲食業界についてなど、どんなテーマが語られるかは当日までのお楽しみ。三重県の料理人が三重の食文化を高めるために情熱をひとつにする。多くの人に来てもらいたい。特に職に関わる人に聞いてほしい」と話す。
会場となる「ダイニングホール 和ヴィソン」前の広場では、三重の魅力ある食材を展示しPRする「食材見本市」も開かれる。
受付9時30分~、開会10時15分~、閉会16時5分、定員300人(着席、5,000円)、50人(立見、3,000円)。