パン店「Maki's Bakery(マキズベーカリー)」(志摩市阿児町、TEL 0599-47-3002)が12月24日・25日、日本ではサンドイッチケーキと呼ばれる北欧料理の「スモーガストルタ」を2日間限定で販売する。
【その他の画像】見た目はデコレーションケーキの「スモーガストルタ」
2019(平成31)年に滋賀県大津市から志摩市に移住し同店を開業したパン職人の西澤真子さんは、フランスで修業を重ね、同国がパン職人を認定する国家資格「ブーランジェ」を持つ。
「スモーガストルタ」はスウェーデン語で、スモーガスはサンドイッチのこと。トルタはケーキで、日本語ではサンドイッチケーキやサラダケーキなどと訳されている。「近年、ネットでもレシピなどが紹介されじわじわと浸透してきているが、販売しているところはあまり見かけない」と西澤さん。両日は、予約限定で販売する。
予約販売するのは「スモーガストルタ・サレ」と「スモーガストルタ・シュクレ」の2種類で、見た目は通常の甘いクリスマスケーキと変わらない。大きさは5号のホールケーキサイズ(直径約15センチ)で、2種類合わせて20セットを用意する。
2種類には、共に同店で焼く「パン・ド・ミー(食パン)」を丸く切り抜いて使う、「サレ」は、上段にサーモンとタマネギのレモンマリネをのせクリスマスケーキのようなデコレーションを施し、2段目にエビとアボカドペーストを、3段目にキャロットラペ(コールスロー仕立て)を、4段目にパストラミとキュウリとポン酢ジュレを、それぞれ挟む。外側は、クリームチーズとヨーグルトを合わせ甘くないクリームでコーティングする。「シュクレ」は、フルーツサンドのようなケーキで上段をイチゴとカスタードクリームでデコレーションし、2段目にバナナと生クリームを、3段目にキウイと生クリームを、それぞれ挟み、外側を甘めのチーズクリームで仕上げる。
多くの人に同店のパンを食べてもらえるようにという思いに加え、パンの食べ方やアレンジの方法などの情報も提供しようと、スタッフと共に食べる賄い用のパンの写真を「まかないごパン」としてインスタグラムアップしてきた西澤さんは「『スモーガストルタ』をアップするといいねの数が普段よりも多く、反応が良かった」と振り返り、「スタッフと一緒に食べるととてもおいしかったので、甘いケーキが苦手な人にも喜んでもらえると思い、今年初めて販売をすることに決めた。今年のクリスマスは甘いクリスマスケーキではなく、サンドイッチケーキでサプライズを」と呼びかける。
1台の価格は、サレ=6,800円、シュクレ=6,300円。予約は電話で受け付ける。営業時間は10時~17時(完売次第閉店)、月曜・火曜・水曜定休。