伊勢市出身のレーシングドライバー三宅淳詞選手が所属する「MAX RACING」が4月15日・16日、岡山国際サーキット(美作市、1周3.703キロ)で開かれた4輪レース「2023 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE」に出場し3位に入った。
【その他の画像】トヨタGR スープラ「HACHI-ICHI GR Supra GT」244号車
スーパーGTはGT500とGT300の2クラスが同時に走る混走レースで、全8戦を戦い、シリーズチャンピオンを決める。三宅選手はGT300クラスで兵庫県出身の佐藤公哉選手とチームを組む。マシンはトヨタGR スープラ「HACHI-ICHI GR Supra GT」244号車。
レースは、豪雨により3度の赤旗中断など波乱の幕開けとなった。12番グリッドからスタートした同チームは、赤旗前にピットストップしたことが功を奏し大きく順位を上げ、82周のレースで63周目を走行中に赤旗が振られそのまま終了となり、3位となった。
三宅選手は「雨が絡み、とても荒れた展開のレースだった。チーム戦略が決まり、ピット作業で大きく順位を上げることができたのが勝因。チームのみんな、エンジニアやメカニックのおかげでつかんだ3位だった。次戦の富士は450キロと長いレースになるが、さらに上を目指して精いっぱい頑張る」と意欲を見せる。
同チームは、次戦でサクセスウエイト(車両に重りを載せ、クラス内で車両性能を均衡させチームの総合力で競えるようにするためのハンディキャップ)33キロを積むことになる。
優勝は、GT500クラス=桑名市出身の松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手の「MOTUL AUTECH Z」、GT300クラス=小林崇志選手と小出峻選手の「UPGARAGE NSX GT3」。
三宅選手は、昨年デビューした全日本スーパーフォーミュラ選手権で21ポイントを獲得したものの今シーズンはシートを失った。スーパー耐久シリーズもチームが出場しないため、今シーズンはスーパーGT(GT300クラス)をメインに戦い、年間チャンピオンを目指す。