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伊勢神宮で「大麻用材伐始祭」 1000万体の「大麻」奉製で

伊勢神宮で「大麻用材伐始祭」 1000万体の「大麻」奉製で

伊勢神宮で「大麻用材伐始祭」 1000万体の「大麻」奉製で

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 伊勢神宮のお神札(ふだ)のご神体となる用材を神宮林から切り出す「大麻用材伐始祭(たいまようざいきりはじめさい)」が4月18日、伊勢神宮内宮(ないくう)の近くの山の中にある丸山祭場(伊勢市宇治今在家町)で行われた。

【その他の画像】「大麻用材伐始祭」の祭典の様子

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 祭典は、おはらいの後、神様に神饌(しんせん)を奉納し、作業の安全を祈願する祝詞を奏上。素襖烏帽子(すおうえぼし)姿の小工(こだくみ)3人が神路山に向かっておのを3回振り下ろした。久邇朝尊(くにあさたか)大宮司、亀田幸弘少宮司、職員、関係者ら約40人が参列した。

 「大麻(たいま・おおぬさ)」は、「御真(ぎょしん)」と呼ぶご神体を和紙で包み中心に納めたもので、神棚などに祭る伊勢神宮のお神札のこと。同祭は、御真のもととなるスギを切り出す作業の最初に行う。

 切り出した木材は、神宮司庁頒布部の第二奉製所で製材し半年間、風雨にさらしヤニを取り乾燥させ、厚さ約1ミリに小さく加工した後、和紙で巻いて御真となる。その後、第一奉製所で1体ずつ大麻に収め、1年間に約1000万体の大麻を奉製する。

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