伊勢のバイクチーム「AKENO SPEED(アケノスピード)」(伊勢市小俣町)が4月22日、今夏開催予定の「2023 FIM世界耐久選手権『コカ・コーラ』鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」(通称=「鈴鹿8耐」)への出場を決めた。
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22日・23日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.821キロ)では、2輪と4輪の国内最高峰クラスのレースを同時に行う「鈴鹿2&4レース」が開催され、「全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦」JSB1000クラスに同チームの井手翔太選手と伊達悠太選手の2人が出場した。
世界耐久ロードレースの頂点「FIM世界耐久ロードレース選手権(EWC)」の年間全4戦で争われるレースの一つが「鈴鹿8耐」。今年は8月4日~6日に開催される。
22日に行われたJSB1000クラスのレースには、70台が出場し、予選レースを経て44台が決勝に臨んだ。決勝レースの結果は、井手選手が13位で伊達選手は19位。アケノスピードの「鈴鹿8耐」出場を確定させる結果を残した。
伊勢市出身で同チーム監督兼オーナーの稲垣誠さんは、2015(平成27)年から独立チーム(プライベーター)として「全日本ロードレース選手権」のほか、「鈴鹿8耐」「アジアロードレース選手権」などのバイクレースに出場し、若手ライダーの育成に努めている。
稲垣さんは「まずはほっとしている。『鈴鹿8耐』の出場、鈴鹿サーキットのコース1周を2分7秒台で走ることの目標2つが達成できた。後は『鈴鹿8耐』でのSSTクラス優勝だけ。地元、伊勢志摩、三重県の人たちからの応援が力になるので、応援よろしくお願いします」と呼びかけた。