伊勢志摩経済新聞2023年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、伊勢神宮内宮で「白いウサギ」が見つかったことを伝える記事だった。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに伊勢志摩経済新聞が配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 伊勢神宮内宮に「白いウサギ」現る 初詣に訪れた人はほぼ気付かず(1/6)
2. 志摩スペイン村のチュロス爆売れ Vチューバーの周央サンゴさん効果(2/13)
3. 志摩でも「緑の彗星」ZTF彗星確認 志摩在住カメラマンが撮影成功(1/22)
4. 赤福の朔日餅「竹流し」、竹材入手困難で販売終了 新商品「笹わらび餅」に(3/2)
5. 伊勢の山中にコワーキング施設プレオープン 耕作放棄棚田にキャンプ場も準備(1/26)
6. 伊勢神宮、2022年年間参拝者数600万人超え 一昨年よりも増加(1/1)
7. 鳥羽国際ホテル総料理長務めたシェフの店「いっぷく亭」が営業再開3カ月(5/17)
8. 伊勢のスイーツ店「ラ リッシュテール」南伊勢町に2号店 老舗菓子店廃業で(4/13)
9. 志摩地中海村が30周年 平日1組限定1泊2食付き300円の宿泊プラン(3/8)
10. 近鉄・賢島駅に鉄道ファン集まり厳戒態勢に G7交通大臣会合で珍風景(6/17)
1位に輝いたのは、2023年卯(う)年の幕開けに「白いウサギ」が初詣に訪れる人たちでにぎわう伊勢神宮の内宮(ないくう)に現れたというニュース。「白いウサギ」は、正宮(しょうぐう)の石垣の石に付いたコケや植物の葉が、耳を立て左向きでひっそりと隠れているように見える模様で、伊勢神宮を案内するガイドボランティアが見つけた情報がSNSで話題になっていた。現在の様子は、当時よりも際立ってはいないが、今もそっと隠れている姿が確認できる。
志摩スペイン村がVチューバーの周央サンゴさんをPR大使に起用したことを取り上げたニュースが2位に入った。周央さんが志摩スペイン村を独自で撮影し、ユーチューブにライブ配信。それを切り抜き編集した動画が話題になったことがきっかけでVチューバーを活用したプロモーションに発展し、入園者数を倍増させた。
5位には、コワーキング施設「神岳(かみだけ)テラス」(伊勢市)のプレオープンのニュース。ウェブサイト制作などを請け負う「UNICO(ユニコ)」の坂本勝社長が、出身地の耕作放棄された棚田の活用法を考え、まちづくりにつなげたいと思ったことが、コワーキング施設とキャンプ場のアイデアにつながった。
7位は、鳥羽国際ホテル(鳥羽市)の総料理長を務めたシェフ道清民明さんが飲食店「いっぷく亭」(南伊勢町)を開業したニュース。リタイア後地元に恩返しをしたいという思いで週に3日だけの無理のない営業を続けている。
8位は伊勢のスイーツ店「ラ リッシュテール」が南伊勢町に2号店を出店するニュース。スイーツ店がなくなった南伊勢町の住民からのオファーで出店を決めた。オーナーパティシエの北川裕土(ひろのり)さんは元タラサ志摩スパ&リゾートのメインパティシエ。
10位には、G7広島サミットの関係閣僚会合「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」が賢島で開催されたことで、大臣らが伊勢神宮を訪問するために近鉄が用意した車両が賢島駅のコンコースに停車した。当日は近鉄の人気車両「しまかぜ」が使われたが、近鉄が万が一のために最新の特急電車「ひのとり」を待機させていたため、賢島駅に3編成の「しまかぜ」と1編成の「ひのとり」が並ぶ珍風景となった。