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赤福の朔日餅「竹流し」、竹材入手困難で販売終了 新商品「笹わらび餅」に

赤福の朔日餅「竹流し」、竹材入手困難で販売終了 新商品「笹わらび餅」に

赤福の朔日餅「竹流し」、竹材入手困難で販売終了 新商品「笹わらび餅」に

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 赤福(伊勢市宇治中之切町)が2月28日、毎月1日に販売している「朔日餅(ついたちもち)」の7月販売商品「竹流し」を今年から「笹わらび餅」に変更すると発表した。

【その他の画像】昨年の7月が食べ納めになってしまった「竹流し」

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 同社は現在ホームページで、「これまで大変親しんでいただいておりました7月『竹流し』は、使用していた生竹が、昨今の社会情勢により入手が困難となりましたため、熟考いたしました結果、誠に勝手ながら本年より『笹わらび餅』に変更させていただきたくお願い申し上げます。ぜひ、ご賞味いただけますと幸いでございます。新商品『笹わらび餅』も『竹流し』同様、お引き立てのほどよろしくお願い申し上げます」と伝えている。

 1978(昭和53)年に販売が始まった「朔日餅」は1月を除く毎月1日に限定販売している。販売日には早朝から本店前に長い行列ができ、午前中に完売する人気商品となっている。ラインアップは、2月¬¬¬=「立春大吉餅」、3月=「よもぎ餅」、4月=「桜餅」、5月=「柏餅」、6月=「麦手餅」、7月=「竹流し」、8月=「八朔粟餅」、9月=「萩の餅」、10月=「栗餅」、11月=「ゑびす餅」、12月=「雪餅」。

 水ようかんを流し込んだ青竹をクマザサの葉でふたをした「竹流し」は、付属するキリで青竹の節に穴を開けて水ようかんを取り出して食べる仕掛けが受け、人気の「朔日餅」の一つになっていた。朔日餅の味が変わるのは2006(平成18)年にリニューアルした「ゑびす餅」(名前はそのまま)以来17年ぶり。

 商品変更の情報を知った「竹流し」ファンはSNSに「無くなるのは残念。新商品に期待です」「7月の朔日餅が竹流しの水羊羹から、笹わらび餅に変更になったお知らせの方が一大事」「7月の竹流しが今年からなくなるなんて…悲しすぎる。去年が食べ納めやったのね(でも新商品も買う)」「竹流し食べてみたかったな」「7月の竹流しがなくなると聞き、衝撃を受けている」「マジカ!7月の竹流しは、一番好きな朔日餅だったから、非常に残念」「悲報、赤福の竹流しが無くなりました。そのかわり、新しい朔日餅ができるそうです」(以上原文ママ)など残念がる声を多く寄せていた。

 新商品の「笹わらび餅」はこしあんを入れたわらび餅をササの葉に包んだ物。価格は、小箱6個入り=900円、大箱10個入り=1,500円、化粧箱9個入り=1,800円、2個入り(本店、EXPASA御在所上り赤福茶屋飲みで販売)=300円。

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