伊勢志摩で撮影し真珠養殖を営む家族に巻き起こる相続騒動を描いた映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」製作委員会のメンバーが9月14日、橋爪政吉志摩市長を表敬訪問した。
【その他の画像】10月6日全国公開 映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」先行上映会 比嘉愛未さん、三浦翔平さん、ビッケブランカさん、田中光敏監督
映画製作を通して、自分たちが住む地域を盛り上げ、伊勢志摩の地場産業となっている真珠養殖業に携わる人や宝石としての真珠そのものを全国・世界に発信したいと地元有志が集まり、映画「海難1890」(2015年)、「天外者(てんがらもん)」(2020年)などを撮った田中光敏さんを監督に迎え、比嘉愛未さん、三浦翔平さん、三浦友和さん、石野真子さんらが「相続」と「家族」をテーマに、それぞれの役を演じている。
この日は、橋爪吉生委員長、宝門誠副委員長が同作のポスターを持参し、橋爪市長に撮影時の協力への感謝を伝え、10月6日全国公開の作品について説明した。
橋爪委員長は「撮影はコロナ禍で大変だったが、無事完成した。作品の中には伊勢志摩の美しい風景や文化がふんだんに描かれており、客観的に見てもとてもいい映画になったと思う。三浦さんや石野さんの真珠の核入れ作業もリアルに再現されている。相続や成年後見人の問題についても各々の心の中で考え見つめ直すきっかけになると思う。1回と言わず、2回、3回と映画館で見ていただき楽しんでほしい」と説明する。
橋爪市長は「映画をヒットさせ、この地域の観光PRにつなげていければ。そのためにも志摩市としても映画のPRにも協力させていただければ」と話す。
志摩市は現在、同市のYOUTUBEチャンネルで9月6日から10月6日の映画公開日までのカウントダウン動画を毎日配信中。志摩市役所1階の市民ギャラリーでは9月19日から10月2日まで、映画のロケ風景や映画のワンシーンの写真など50点をパネルにした写真展を開いている。
伊勢志摩観光コンベンション機構(伊勢市二見町)は、9月20日から同映画の特設サイトを開設、観光PRを兼ねたロケ地巡り情報を公開した。