志摩市の東海小学校・東海中学校(阿児町)の子どもたちが2月1日、在日カナダ大使館公使(商務)ルイ・ピエール・エモンさんと在名古屋カナダ領事館領事デイヴィッド・パデューさんの2人と国際交流会を行った。
【その他の画像】カナダと国際交流会 東海小学校・東海中学校で
2人の訪問は、昨年6月に志摩市で「G7広島サミット」の関係閣僚会合「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」が開かれた際、関係者を歓迎し、開催機運を高め、子どもたちが国際理解を深める機会となるようにと、市内全13小・中学校の子どもたちによってG7各国の国旗、欧州連合の欧州旗を千羽鶴で作り展示する「G7千羽鶴プロジェクト」を行ったことがきっかけで、G7三重・伊勢志摩交通大臣会合推進協議会が企画した。
東海小学校では給食を一緒に食べるなど交流を行い、ルイさんとデイヴィッドさんは子どもたちからサインを求められ、みんなに応じていた。東海中学校ではブラスバンド演奏を披露、交通大臣会合での歓迎レセプションでも上演した東海中学校郷土芸能クラブによる400年以上前から続く「安乗(あのり)の人形芝居」を紹介。次に2人は、「冬はマイナス20度、30度。オタワの運河は冬になると7キロに渡ってスケート場になる。公用語は英語とフランス語」などカナダがどういう国かをわかりやすく解説した。
子どもたちから冬の寒さ対策についての質問を受けると「真冬にはマイナス40度になることもある。耳や手などカバーしないと凍傷になる。(デイヴィッドさんからすれば)名古屋の冬は冬ではない。とても過ごしやすいので(名古屋の冬なら)一年中冬でも大丈夫」と答えると子どもたちから驚きの声が上がっていた。
この日に合わせて子どもたちは、千代紙で千羽鶴を折り、その千羽鶴でカナダ国旗を作り、2人にプレゼントした。