「伊勢美し国(うましくに)醸造所」(伊勢市大世古、TEL 0596-27-5050)が9月10日から、「日本ワインコンクール2024」銀賞受賞の赤ワイン「美し国マスカット・ベーリーA2023」を販売する。
【その他の画像】写真のワインは初年度の赤ワイン「美し国マスカット・ベーリーA2022」
伊勢志摩地域初のワイナリーとして2022年11月にオープンした同ワイナリー。大阪でワインの輸入や飲食店の運営などを行うブリス・ダイニング(大阪市北区)が現地法人「伊勢志摩ワイナリー」を同年8月に立ち上げ運営する。同ワイナリーに併設し、伊勢肉のステーキを提供する「伊勢 福多亭」、ワインや地元産の酒が飲めるバー「斎庭 YUNIWA」、イタリア料理店「オステリア イルモスト」も運営する。
2003(平成15)年から開催する同コンクールは、日本ワインの品質・認知度向上、それぞれの産地のイメージと日本ワインの個性や地位を高めることを目的に国産ブドウ100%で作られたワインを対象に審査するもので、国内最大規模。今回で20回目の開催となった同コンクールには、全国161のワイナリーから計941点が出品、グランドゴールド賞2、金賞36、銀賞125、銅賞196、計359点のワインが受賞した。
同ワイナリーが出品した赤ワイン「美し国マスカット・ベーリーA2023」は、名張市産のブドウ「マスカット・ベーリーA」を使用したことから、今回のコンクールでは「国内改良等品種・赤」部門にエントリー、123点の出品ワインの中から銀賞に選ばれた。同コンクールでの受賞は県内ワイナリー初。
総支配人でソムリエの江頭篤彦さんは「開業2年目のワイナリーが受賞できたこと、国内改良等品種・赤部門で金賞6点を含む10番目の得点をつけたことは大きな自信となった。名張でブドウを作ってくれた協力農園の皆さんにも喜んでもらえた。現在、伊勢志摩でブドウの自社栽培を始めたばかりで、今後自社栽培のブドウの比率を高め、将来的に100%伊勢志摩産のワインを提供できることになると思う。(旅人がおいしい三重のワインと食事を求めて)伊勢志摩が旅の目的地になるようなワインを作っていきたい」と話す。
自社のネットショップで予約受け付け中。750ミリリットル入り、価格は4,620円、限定800本。