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伊勢志摩経済新聞、上半期PV1位は「被災地に船を届けるプロジェクト」

伊勢志摩経済新聞、上半期PV1位は「被災地に船を届けるプロジェクト」

伊勢志摩経済新聞、上半期PV1位は「被災地に船を届けるプロジェクト」

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 伊勢志摩経済新聞の今年の上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、東日本大震災で被災した漁業者に中古船を送る「べかプロジェクト」始動のニュース。

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 ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。トップ10の記事中4本が、3月11日に発生した東日本大震災に関連する記事となった。広域伊勢志摩圏から被災地のために何かできないかと行動したそれぞれの人々の思いを、まずは少しでも早く被災地に届けようと書いたもの。1位にランクインした「べかプロジェクト」はその後、全国に波及し被災地に中古船を陸送するプロジェクトが各地で立ち上がった。同プロジェクトの現在は、三重水産協議会(永富洋一代表)と協働した活動に発展している。

 上位10位のランキングは以下の通り。(カッコ内は掲載日)

1. 被災漁業者に中古船送る「べかプロジェクト」(4/10)
2. 「初富士」観測は2日、伊勢神宮三が日は53万人(1/5)
3. 「津波」伊勢志摩でも真珠やタイ養殖イカダ流される(3/12)
4. 伊勢志摩スカイラインから初日の出、「ご来光」に2,500人(1/1)
5. 夏至の日に朝日と富士と夫婦岩「必ず復興できる」(6/22)

6. 「高校生レストラン まごの店」がドラマ化(5/7)
7. 伊勢志摩から200キロ離れた富士山、7日連続観測(1/9)
8. 陸上自衛隊ヘリコプター20機が伊勢志摩の上空を編隊飛行(1/7)
9. トラック野郎が東日本大震災救援活動-伊勢にデコトラ250台(3/21)
10. 「日本をお守りください」、伊勢神宮に「祈り」集まる(3/14)

 2、4、5、7位にランクインした記事は、伊勢志摩から遠く200キロ以上離れた富士山に関連する記事。大気がクリアで晴れの日に伊勢志摩から富士山が観測できるが、その条件はなかなか揃わない。1月の寒い朝に7日連続観測できたことを伝えると、この記事がきっかけとなり大きく話題となった。

 「ヘッドラインニュース」では1位こそ逃したが、記事に関連する画像を紹介する「写真ニュース」「フォトフラッシュ」を合わせた総合のランキングでは、ダントツで7位と5位の記事に関する画像ページのPVが1位2位となっている。そのほかの富士山に関連する画像ページのPVも比較的多いことも注目しておきたい。

 6位にランクインした「高校生レストラン まごの店」ドラマ化のニュース。ドラマで紹介されたことから「まごの店」や多気町、生徒や周囲の人々のさらなる進化の過程を今後もウオッチし伝えていきたい。8位にランクインした陸上自衛隊明野駐屯地に関連するニュース。地震発生後のヘリコプターによる上空からの救助や捜査を行ってきたパイロットや整備士のほとんどは明野駐屯地にある陸上自衛隊航空学校を卒業しているという。今もなお現地で活動を続ける隊員たちにエールを送りつつ優秀な人材を育てる同校にも更なる焦点を当てていきたい。

 震災直後から伊勢神宮では、被災地を思う祈りが毎日続けられている。参拝者の祈りも、自分へのものから、人(被災者)への祈りが多くなっているという。かつて国難を救ったとされる伊勢神宮内宮の「風日祈宮(かざひのみのみや)」と外宮の「風宮(かぜのみや)」には震災後、多くの「祈り」が集まっている。「風の神さま、日本がいい風に向かうよう、どうかよろしくお願いします」は内宮同宮の前で手を合わせていた一人の女性が発した小さな祈りである。

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