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夏至の日に朝日と富士と夫婦岩「必ず復興できる」-伊勢二見興玉神社で
(2011年06月22日)
夫婦岩の間から富士山と朝日が重なる夏至の日の6月22日、「二見興玉(おきたま)神社」(伊勢市二見町)で「夏至祭」が執り行われた。この日は梅雨時にもかかわらず日の出前から晴天で、ベールのような雲を透かしながら美しい朝日が霊峰富士の左肩から現れた。
【画像】夏至の日に朝日と富士山と夫婦岩が重なった
古来より二見浦は禊浜(みそぎはま)と呼ばれ、伊勢神宮へ参拝する人たちが参拝前に心身を清め罪けがれを祓(はら)う場としてみそぎを行ってきた。同神社の祓いの具は、夫婦岩の沖合約700メートルの水中に沈む「興玉神石」に生えるアマモを使用して作られ、それを持って行うお祓いを「無垢塩祓い」といい、みそぎの代わりになる。
この日は全国から約300人が集まり、3時30分から執り行われた夏至祭に参加した。祭典が終わると、男性はふんどしに女性は白ばかま姿で次々と海の中に入って行った。辺りが薄っすらと明るくなり日の出時刻の4時40分になるが、少し雲の層があるため富士山は無理だとみんなが諦めていた。4時46分、太陽の輪郭が見え出すと、富士の肩がシルエットで現れた。大勢のカメラマンのシャッター音と同時に神々しい朝日が昇った。海の中ではただひたすら手を合わせ祈り続けた。
1992年から始まった同祭は今年で20回目を迎えたが、梅雨と重なるため富士山はおろか朝日が出ることは極めてまれ。同神社の記録によると、同祭が始まったころの1、2回富士山と朝日が同時に出たという記録があるが、それ以降はまともに朝日が出た記録はなく、1999年に少し空の高い位置から朝日が出たのが最後だという。
東京から参加した高橋奈巳さんは「今回で4年連続参加させていただいているが、こんな美しい光景は初めて。震災がありこれからの日本がどうなるか不安があったが、今日の朝日を拝して必ず復興できると確信した」と感想をもらした。仙台市の畑香織さんは、自分に向かってまっすぐできた太陽の光を体感して「光が道を作り、われわれはその光の道を歩んで行くだけ。どんなことがあっても生かされていることに感謝しなければならないと改めて感じた」と神妙に語った。
【関連画像】男性はふんどしに女性は白ばかま姿でみそぎに参加夫婦岩の中央に富士山、その後「V」の光(伊勢志摩経済新聞)夏至の早朝にふんどし・白衣姿の男女250人(伊勢志摩経済新聞)代々木公園でキャンドルナイト「ゲシフェス」(シブヤ経済新聞)二見興玉神社
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