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使用済み天ぷら油40リットルでコスモス畑2ヘクタールを耕す−志摩市
(2008年09月03日)
志摩市と同市阿児町神明自治会、山本建材(同市阿児町立神)は協働で9月3日、使用済み天ぷら油(廃食油)から精製したバイオ・ディーゼル燃料(BDF)をトラクターに入れ、コスモス畑の耕運作業を行った。
今回のデモンストレーションは、同市(旧阿児町)が約10年前から取り組む「四季花咲くまちづくり事業」と同自治会が中心となり今年7月から取り組む「使用済み天ぷら油回収事業」を有効に結び付けたもの。
「四季花咲くまちづくり事業」は、近鉄沿線の稲刈り後の水田約2ヘクタールをコスモスで満開にするもの。今では秋の風物詩となりアマチュアカメラマンなどが撮影に訪れる。「使用済み天ぷら油回収事業」は神明地区(世帯数=1,846戸、人口=4,587人)自治会と同市が協働で試行的にスタートしたもので、7月=約200リットル、8月=約80リットルの廃食油を住民に呼びかけ回収した。山本建材は今回の事業に賛同し、収集した廃食油を自社のプラントでBDFに精製し協力した。
同自治会長の山崎勝也さんは「神明地区だけでなく、今後志摩市全域に廃食油回収の気運が高まれば」と期待する。同社山本和宏社長は「BDFのメリットは、資源循環型燃料でカーボンニュートラルの考えに基づけばCO2排出量0、酸性雨の原因である硫黄酸化物(SOx)が発生しない、黒煙が1/3以下などの点」と説明。
竹内千尋志摩市長は「市でも廃食油の回収について補助メニューなどを検討している。将来的には京都議定書で定めた1990(平成2)年を基準としたCO2などの温室効果ガスの排出量を、2008年〜2012年の間に6%削減するという目標に向かって、市が所有するゴミ収集車の燃料としてBDFの使用を積極的に進めていきたい」と話す。
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