ナポレオンフィッシュ泳ぐ水槽で恒例の「水中入社式」-鳥羽水族館

鳥羽水族館の恒例の水中入社式。先輩社員に浮かないように抑えられながらお礼の言葉を述べる澤山千明さん。右から3番目。夢はマナティーとジュゴンのお世話をすること。

鳥羽水族館の恒例の水中入社式。先輩社員に浮かないように抑えられながらお礼の言葉を述べる澤山千明さん。右から3番目。夢はマナティーとジュゴンのお世話をすること。

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 初心者マーク付きの空気ボンベを背負った1人の女性ダイバーが4月1日、鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2555)のコーラルリーフダイビング水槽の中で入社辞令書を受け取った。辞令書を受け取ったのは新潟市出身の澤山千明さん23歳。同水族館の「水中入社式」の一幕だ。

水中から澤山さんの辞令書をみんなに見せる鳥羽水族館の浅野副館長

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 「水中入社式」は、巨大なナポレオンフィッシュが泳ぐサンゴ礁を模した奥行き15×横16×水深5.5メートル、水量約800トンの、同水族館内で最も大きな水槽内で行われた。

 古田正美館長からの祝辞の後、仲野千里社長から入社辞令が読み上げられ、水中の浅野四郎副館長から澤山さんに辞令書が手渡されると、入社式を見守った約300人の観客から祝福を受けた。

 「水中入社式」は、2006年と昨年に引き続き今回で3回目。昨年水中入社式を行い、今年3月に念願のアシカトレーナーになったばかりの伊与部陽香(いよべはるか)さんは「初心を思い出し、1年が過ぎたんだと実感した」と振り返えり「一緒に頑張っていきましょう」とエールを送る。

 リクルートスーツを着て臨んだ澤山さんの夢は「マナティーやジュゴンのお世話をすること」と大勢の報道陣の前で瞳を輝かせた。

 先輩からは「恒例の」水槽の掃除用スポンジが贈られた。

伊勢志摩経済新聞VOTE

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