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鳥羽で第15回とば母親大会 いい歯の日に寺本歯科医、口と脳の関係講演

鳥羽で第15回「とば母親大会」 いい歯の日に寺本歯科医、口と脳の関係講演

鳥羽で第15回「とば母親大会」 いい歯の日に寺本歯科医、口と脳の関係講演

 「第15回とば母親大会」が11月8日「いい歯の日」、鳥羽商工会議所(鳥羽市鳥羽)3階かもめホールで行われ、寺本歯科医院(同)院長で歯科医師の寺本祐二さんが「知って欲しい 口と脳の関係」と題して記念講演を行った。

鳥羽で第15回「とば母親大会」 いい歯の日に寺本歯科医、口と脳の関係講演

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 「母親大会」は1954(昭和29)年のビキニ環礁水爆実験を契機に、女性運動家の平塚らいてうらの呼びかけで始まった平和運動。「生命(いのち)を生みだす母親は 生命を育て 生命を守ることを望みます」をスローガンに掲げる。鳥羽ではコロナ禍の2020、2021年の2年間は実施しなかったがこれまで予防接種や戦争体験の継承、環境問題などを取り上げてきた。節目となる第15回は「健康で元気な母親を増やすため、口の健康から考えよう」と企画。

 登壇した寺本さんが営む寺本歯科医院は、1926(大正15)年に祖父の寺本藤助さんが開業し、今年で100周年を迎えた。寺本さんは、日本で初めて学校歯科検診を行った津市の直村善五郎医師の下で藤助さんが働いていた歴史に触れ、三重県が約135年前に始まった学校歯科検診の発祥の地であることを紹介。鳥羽出身の「真珠王」御木本幸吉が残した「老人は金を内科よりも歯科にかけよ」という言葉を引き合いに出し、歯の健康維持が長期的な医療費抑制や健康長寿につながると説いた。

 かつて県内ワーストレベルだった鳥羽市内の虫歯率を改善するため、行政や学校現場とチームを結成して離島の小学校で「3年で虫歯ゼロ」を達成した事例や神島診療所の医師・小泉圭吾さんと連携した取り組みにも言及。歯科医院のない離島の医療格差を埋めるため、オンラインで歯科検診を行う世界初の実証実験など、最前線の地域医療の取り組みを報告した。後半では咀嚼(そしゃく)が脳の血流を促す仕組みや、歯の残存本数と認知症リスクの密接な関係を解説。健康寿命を延ばす生活習慣として「一口あたり5回多くかむこと」「食前のパタカラ体操」「かかりつけ医での定期受診」「家族や仲間と楽しく会話しながら食べる共食」の4点を呼びかけた。

 寺本さんは「明治時代、答志島では歯が痛くなると神社へ行って狛犬(こまいぬ)の顔を削り、患部に当てて祈る風習があった。それが令和の今、離島からオンラインで最先端の歯科検診を受けられる時代になった」と離島医療の進化を振り返り、「医療関係者の自己犠牲だけに頼るのではなく、公助や共助の仕組みと、一人一人の予防意識で地域の健康を守ることが大切」と語った。同実行委員長の井村志寿子さんは「平和だからこそできる母親大会を積み重ね、15回目を迎えることができた。お口の健康からしっかり学び、元気な母親たちを地域に広げていきたい」と話した。

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